暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0046話『長門の大活躍』
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話




まずは近海の海域を哨戒する任務である『海上護衛体制の強化に努めよ!』を終了したために、それによって発生した任務。
その名を『新編「第一戦隊」、抜錨せよ!』という。
内容は旗艦を長門改二、そして二番艦に陸奥を置いて、カレー洋リランカ島沖とサーモン海域北方の両海域を攻略せよというもの。
改二要求練度が上がってきたと同時に求められる任務内容も練度が上がってきていると思うのは決して勘違いではないだろう。
しかしやはりここで思ってしまう。
この世界はそこまで練度が高いものは少ないというのに無茶な注文を提示し続けている大本営に各々の提督達は不満はないのだろうかと…。
ただでさえ練度を満たしている長門の個体は横須賀鎮守府以外にはうちしかいないらしい。
それだけ高練度任務なのだ。
…まぁだからと言って同情するわけにもいかない。
そうすると上から目線だ!という人も増えてくるだろうから。
こういう言葉がある。
隣の芝生は青い 、と。
だからと言って決して羨むな。
自身のペースで今できる任務をやればいい。
私はそう思っている。
だから、

「長門。それに陸奥。与えられた任務をさっさと終わらせよう。
貯めておいても害はないだろうが、できる限り次に発生するであろう任務に控えて終わらせておいても得はあっても損はないだろうから」

長門達を執務室に呼んで私は二人にそう話した。

「そうだな。いいだろう、この長門に任せておけ。すぐに終わらせてくる」
「そうね。年々大本営から送られてくる任務はきつくなってきてるけど私達の練度なら十分の内容だからね」
「ああ。それじゃまずはカレー洋リランカ島沖に出撃してもらおうか」
「提督。編成はどうする…?」
「ああ。最近は装甲空母の瑞鶴に翔鶴、そして正規空母の加賀の三人と利根、筑摩、摩耶で攻略は事足りていた。
だけど今回は戦艦編成だからな。二人にアイオワと瑞鶴達を入れて出撃してもらおうか」
「わかった。すぐにメンバーを招集しようと思うがいいか?」
「うん。それじゃメンバーに連絡を入れるとしようか」

それで空母の三人とアイオワを執務室へと呼ぶ事にした。
しばらく時間が経過してまず空母の三人が入ってきた。

「提督さん。私達三人を呼ぶのは出撃の用事か何か?」

瑞鶴が代表して手を上げてきたので、

「そうだな。今回はいつも通りだけど今回は長門と陸奥を連れてカレー洋リランカ島沖に行ってもらう」
「やりましたね、加賀さん。さっそく昨日の汚名返上の機会が訪れましたよ」
「…翔鶴。あなたなかなかいい度胸ね」

汚名返上というのは先日に宴会で繰り広げられた加賀さんの悪酔いの件だろうな。
同室の赤城に聞いた事だけど加賀さんは宴会での出来事をすべて覚えていたらしく一時間く
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ