暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜《修正版》
ALO編ーフェアリィ・ダンスー
15.再び
[1/9]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
台東区御徒町の裏通りにある喫茶店。
二つのサイコロの看板に刻まれる店名《Dicey Cafe》
カラン、という喫茶店でよく聞く音が響きドアを開けると、見知った顔が二つこちらを見てくる。
「よぉ、これで揃ったな」
「……相変わらずのガラガラ加減だな」
「うるせぇ、お前もキリトと同じこというんじゃねえよ」
まるであの世界に戻ったような、感覚になる。
エギル。本名アンドリュー・ギルバート・ミルズ。長すぎて本名で呼ぼうにもなかなか覚えられない。そのため今まで通りエギルと呼ぶことにした。
現実でも店を経営していたと知った時にはなるほどと思った。しかし、SAOに囚われて帰還した時には、店のことはほとんど諦めていたらしいが、エギルの奥さんが守り抜いてくれたというなんともいい話だ。
和人の横のカウンター席に腰を下ろすと早速本題にはいる。
「で、あの写真はなんなんだ?」
「ちょっと長い話になるが……」
エギルがカウンターの下から四角いパッケージを取り出すと集也たちの前に置いた。
「これは……」
「ゲーム……?」
パッケージには、妖精たちが描かれておりファンタジー系のゲームだと思われる。その右上には見慣れない文字【AmuSphere】と書かれている。
───アミュ……す、ふぃあ?
英語が弱い集也ではあっているのかわからない。
「《アミュスフィア》、ナーヴギアの後継機対応のMMOだ」
あれだけの事件を起こしておいてVRが衰退していかなかったのは正直驚いた。
「それじゃあ、SAOと同じVRMMOか」
パッケージには《ALfheilm Online》と表記されている。
「……アルフ……ヘイム・オンライン?」
「アルヴヘイム、と発音するらしい。妖精の国、って意味らしい」
「妖精……妖精の国か……まったり系か?」
「ドスキル制、プレイヤースキル重視、PK推奨」
「「ドスキル制?」」
「いわゆる、レベルは存在しないらしい。各種スキルが反復使用で上昇するだけで、戦闘はプレイヤーの運動能力に依存するらしい」
それではほとんど現実と変わりないではないか。戦闘がプレイヤーの運動能力に依存するというのはなかなかハードな条件。
「ソードスキルなし、魔法ありのSAOってとこだな。それでこいつが今大人気だそうだ」
「だけど、そんなPK推奨のゲームなんか万人受けしなさそうだけどな」
集也の言葉にエギルは頷き、
「普通はそうだがな。このゲームが人気の理由は、飛べるからだそうだ」
「「飛べる?」」
その言葉に反応した集也と和人は声が揃う。
「妖精だから羽がある。フライト・エンジンとやらを搭載
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ