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ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜《修正版》
ALO編ーフェアリィ・ダンスー
15.再び
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危なっかしいからな」

「それはお前もな」

 エギルが口元を緩めて拳を突き出す。
 それに応えて集也も拳をぶつける。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 エギルの店を後にして集也は猛スピードで家に帰る。階段を駆け上がり、すぐ真横にある自室へと入る。そしてすぐにラフな格好に着替えるとエギルからもらったゲームパッケージを取り出した。
『アルブヘイム・オンライン』───レベル制ではないためステータスが足りず話にならないという事態は避けれそうだ。しかし、プレイヤーの運動能力がステータスに関係するということは現実の力がゲームに反映されるということだ。そこまで自信があるわけではないが二年間の剣術が集也に足りない部分を補ってくれるはずだ。
 パッケージを開封してベットに置かれているナーヴギアに電源を入れ、スロットを挿入。
 ベットに寝転がり、ナーヴギアを両手で持ち上げる。二年もの間、仮想世界に閉じ込め、何千人もの命を奪った悪魔の機械。もう一度、これを被っていると知ったら両親は激怒することだろうな。だが、今はそんなことを気にしている場合ではない。
 集也の決意が揺らがぬうちにもう一度あの世界へと。
 ボロボロになってしまったナーヴギアを頭に被り、高鳴る心臓の鼓動を抑えつけながらあの言葉を口にした。

「リンクスタート!」




 眼の前にアルヴヘイム・オンラインという文字が浮かぶ。

『アルヴヘイム・オンラインへようこそ。最初に性別とプレーヤーの名前を入力してください』

 無機質な声が響き、ホロキーボードが出現する。音声案内に沿って集也は男を洗濯したのちに迷うことなくSAOのときのキャラクターネーム【Siu】と打ち込む。

『それでは、種族を決めましょう。九つの種族から選択してください』

 九つの種族。ゲーム内では定番のサラマンダー、シルフ、ウンディーネ、ノームからあまり聴きなれないケットシーにレプラコーンといった種族があった。

『《闇妖精族(インプ)》ですね? キャラクターの容姿はランダムで生成されます、よろしいですか?』

 特に理由があるというわけではないが黒っぽい服装に初期装備が片手剣というとこから選択した。このゲームを本格的にやるわけではない集也にとって種族などどうでもいいことだった。多分、この手の種族が別れているゲームは種族によってステータスや使えるスキルなどが左右される。

『それでは、インプ領のホームタウンに転送します。幸運を祈ります』

 初期設定が全て完了した。辺りが光に包まれ、次いで浮遊感が襲う。投げ出されたのは空中だった。そして徐々にインプのホームタウンらしき建物が近づいてくる。
 すると突如として視界に映る光景がフリーズする。それと同時に
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