シンボルを賭けたバトル!
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ュペッタとキュウコンを交代する。キュウコンはいつも通り元気に返事をしてくれた。
「……行くよ。ガブリアスは『噛み砕く』、ゲンガー、『シャドーボール』」
「ミラ、メガシンカして『守る』! キュキュは『ニトロチャージ』!」
ガブリアスがジェット機のように飛んでくる牙をヤミラミは宝石の大楯で受け止める。ゲンガーの黒い雲丹のように尖った闇の弾丸をキュウコンが尻尾から出す炎で加速して宙へと躱す。上手く避けたがドラコが顔を顰めた。
「サーナイトは『サイコキネシス』、ガルーラは『岩雪崩』!」
「ミスをしたかジェム……?『守る』は連続では使えんしキュウコンは宙に浮いているぞ!」
「ミラ、『メタルバースト』で『岩雪崩』を吹き飛ばして!」
ヤミラミがサイコキネシスに大楯ごと体を吹き飛ばされながらも、一部の念力を使ってガルーラたちが放り投げた岩や礫をガブリアスに降らせ怯ませる。キュウコンも少し巻き込まれてしまったが、礫に掠った程度では怯まず力を溜めている。
「キュキュ、九本のフルパワーで後ろのみんなに『炎の渦』よ!」
「サーナイト、『ハイパーボイス』で吹き飛ばせ!」
キュウコンが全ての尾から放つ炎をサーナイトがあらん限りの力を込めた美声で打ち払おうとする。しかし九つ全てを相殺することは出来ず、ゲンガーにサーナイト、ガルーラの周りが炎で包み退路を断つ。
「でもこれくらい、メガシンカした僕のポケモン達なら構わず攻撃できる! 続けて攻撃を――」
「出てきてペタペタ! あの人に貰って、ゴコウさんが見せてアルカさんが教えてくれた力……ここで使うよ!」
「まさか……このタイミングでアレを使うのですか」
闇のシンボルハンターに勝利して渡されたシンボルは、ほとんどバトルフロンティアのシンボル……の偽物だった。だが中にたった一つだけ、ポケモンバトルで使えるものが紛れていたのだ。ジェムはそのことを知らなかったが、今朝アルカが持っているのに気づいたのだ。ジェムが腕を顔の前でクロスした後、子供がお化けの真似をするように手をゆらゆらさせて前に突き出す。
「これが私とペタペタが解き放つゼンリョクのZ技……『夢幻暗夜への誘い』!!」
ジュペッタの身体からピンク色の空間をも染め上げる黒が噴出して、地面から三体を閉じ込める炎の渦よりも更に大きく包み込むような暗黒の腕が無数に出現する。逃げ場もなく、炎の渦のせいで何が迫っているかもわからない三匹は反撃の技を出すことも出来ず腕に叩き潰される。アルカが額に手を当てて呆れる。
「使ったこともない技を彼との戦いで出すのはリスキーすぎると言ったのに……ほんと、自分勝手な子です」
「だが結果は最高だ。ノーマルタイプのガルーラはともかく、ゴースト
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ