暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
最終章:夢を追い続けて
第49話「襲撃」
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備をした四季と春華が現れる。
 思いもよらない相手の登場に、さしもの千冬も動揺を隠せない。

「っ......。」

 “どうしてここに”や“なぜ今更現れた”などと、様々な言葉が出そうになる。
 だが、ギリギリで千冬はそれを抑え込み、ブレードを構える。

「...邪魔をするなら、押し通るまで...!」

「ははは...!親子の感動の再会の前に、喧嘩としゃれこむか!」

 互いに武器を振りかざし、ぶつかり合った。







「これで...終わり!」

 近くにいるゴーレムを全て落とし、秋十は一息つく。

「...比較的ここは少なかったか。」

 レーダーを見ると、未だに他の皆は戦闘していた。
 偶然、秋十の所だけ少なかったのだろう。

【秋十さん!】

「っ、アミタ先生!?」

 そこで、通信がアミタから入る。

【桜さんを発見しました!しかし、このままだと逃げられます!】

「分かりました!至急そちらへ向かいます!」

 短く纏められた言葉で、秋十は鋭く察し、すぐに学園の方へと戻っていく。

「【セシリア!他の皆は頼む!】」

【秋十さん!?何を...。】

「【桜さんを捕まえる!ゴーレムには構ってられない!】」

【....!わかりましたわ。】

 セシリアに一応連絡を入れてから、秋十は反応を探る。
 ISの機能であれば、ISだけでなく生身の人間も探知できる。
 それを利用し、桜を探し当てた。

「....来たか。」

「来るのは予想してた...いや、この状況に誘導するつもりでしたね。」

 場所は第一アリーナ。
 そこで、桜は秋十を待ち構えるように立っていた。

「ここへ来た目的は分かっています。...ですが。」

「止める気...だろう?わかっているさ。ここで俺にユーリちゃんを頼んで喜んで引き渡すような真似をしたら、容赦なく叩き切っていたさ。」

 学園の生徒として、数少ない抑止力として、秋十は桜を止めるつもりだった。
 例え桜に預ける方が安全だとしても、そうしようと決意していた。

「....止めます。絶対に。」

「...やれるか?お前に。」

 余計な言葉など不要。そう言わんばかりに、一気に間合いを詰める。
 桜がISを展開すると同時に、秋十は“風”と“水”を宿し斬りかかる。

     ギィイイン!!

「甘いぞ?」

「くっ....!」

 しかし、それは同じように属性を宿した一太刀で防がれる。

「その身に“土”を宿す...!」

「それも甘い。」

「まだっ...!」

 さらに“土”、“火”を宿し、斬りかかる。
 だが....。

「...忘れたか?それ
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