絶対死守!!
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がぶつかり合おうとしているすぐそばで、仲間たちをやられた青年と暗殺組織のリーダーが向かい合っていた。
「仲間たちをやられたリベンジかい?」
「もちろん、そのつもりさ」
彼らの後ろでは敵の兵隊たちを倒す一夜たちの姿もあるが、ヒビキは彼らが大きな傷を受けた分、倍にして返してやろうと意気込んでいる。
「楽しみだ。あなたが私にどう挑むのか」
「僕も楽しみだよ。先生たちを倒したあなたが、どんな戦いをするのか」
そして、四方からの攻撃を繰り出す暗殺組織の最後のグループ。そこは他のグループとは異なり、指揮官たちは後方に立っていた。
「ほら!!とっとと攻めて!!」
「気が立ってるね、イザベリー」
近くにいる仲間たちの頭を叩きながら渇を入れているイザベリーと、それを離れたところから見ているルナ。彼女は仲間が先日から気が立っているので、できるだけ距離を取って自らの身の安全を確保している。
「あの金髪・・・絶対殺してやる!!」
目が殺気だっているイザベリーは、以前自分とグラシアンの行動を邪魔したスティングを倒したいらしく、荒々しく指示を出していた。
「セイバーのマスター・・・だっけ?それだけでイザベリーにはムカつく相手なんだよね」
「うん!!そうだよ!!」
剣咬の虎の面々を目の敵にしているイザベリーは、当然のごとく今回のことでスティングを殺すという感情が高まっている。
ドゴォン
「「ん??」」
二人が指示からわずかに離れたその時、前方の軍隊が宙に打ち上げられたのが見える。一体何事かとそちらを見ると、自分たちの目の前に一人の男が現れる。
「白竜の・・・」
口に魔力を溜め込み二人に接近する金髪の男。それに彼女たちは気が付いたが、それよりも早くブレスが放たれる。
「咆哮!!」
「「キャアアアア!!」」
目と鼻の先で放たれた白竜の攻撃。それにより後方に押されたイザベリーとルナだったが、なんとか踏み止まる。
「イザベリー!!来たよ!!」
ターゲットにしていた男がノコノコと姿を見せたため、その人物を隣の女性に任せようとしたルナだったが、イザベリーはなかなか動き出さない。
「どうしたの?」
「グラン!!」
「え?」
怨敵のはずなのに、目を輝かせ嬉しそうな表情をしている仲間に目をキョトンとさせているルナ。すると、徐々に金髪の少年が紫髪の少年に変化する。
「やっぱりお前の目は誤魔化せないか」
「え?・・・え!?」
一瞬どういうことかわからず固まっていたサイドテールの女性だったが、隣の女性のかつての仲間が、他者に変身する魔法を使う魔導士だったことを思い出す
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