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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
絶対死守!!
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あの作戦会議から一ヶ月。ついにその日はやって来た。

「王様!!ここは私たちに任せてください!!」
「絶対お守りしますから!!」

俺、ウェンディ、シェリアの三人がいるのは暗殺の対象となっている国王と、その娘であるヒスイ姫がいる一室。ここにはアルカディオスさんもいるけど、治癒魔法ができる俺たちをここに配置し、護衛と万が一の場合の治療のための準備をしている。

「ありがとう、君たちがいてくれるなら安心だ」

大魔闘演武をずっと見ていた国王は、俺たちの実力も知っているから、安心してこの場にいられる様子。

『シリルちゃん、準備はいいかい?』

頭の中に響いてくる聞き慣れた声。それを聞いた俺は額に指を当て、返答する。

「大丈夫です!!中継お願いします」
『うん、任せて』

今回の作戦の第一段階は俺がどこから、誰が攻めてくるのかをみんなに伝えること。それを聞いた彼らはその場所目指して移動を行い、担当の敵を撃破する。

「レオンも起きてくれればよかったんだけどね」

心細げにそう呟いた天空の神。今、この作戦に参加していないのはレオンただ一人となっている。他の負傷者たちもなんとか回復することができ、王国兵と一緒に雑兵たちの一蹴を担うこととなった。

「まぁ・・・仕方ないんじゃないかな」

本当はレオンは目覚めたんだけど、ある事情から起き上がることができない。そのため、まだ眠りについていることにして作戦から外しているんだけど、彼がいないのはやっぱり惜しい。

「シリル、余所見しないの」
「ごめんごめん」

ちょっと視線を外してしまったところでウェンディから注意が入る。相手の特徴は事前に聞いているので、おおよそどれが誰なのかは把握できている。ただ、見落としてしまっては意味がないので、集中しておかないと。

「・・・いた!!」

それからしばらくすると、複数の人々が城に向かって来ているのが目に入る。その時間は、敵が攻めてくると予想される時間とおおよそ合致していた。

「四方に散ってこちらに向かってきているようです!!」
『了解!!みんなに映像を送るから、シリルちゃんはそのまま観察してて!!』
「了解です!!」

指示された通り、敵の顔が把握できるように、より意識を集中させて動きを見る。その映像はヒビキさんから念話で皆さんに送られているようで、外からは慌ただしい足音が響いてくる。

「ちゃんと全員いるの?」
「マークする人たちは全員いるみたいだよ」

幹部級と位置付けている八人は、それぞれ別れてこちらに向かっているのが確認できる。他の部下たちが全員いるかはわからないけど、そいつらは楽に倒せるだろうから、気にする必要はない。

『ありがとうシリルちゃん。全員対象者の元に向かったから、
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