ガンダムW
1705話
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てを知ってる訳じゃねえけど、財団連合に……いや、地上での件も考えるとOZの財団派に対して色々と思うところがあるんだろうな』
『ふん、奴の強さは本物だ。……それに奴の操るMSもな』
カトルとデュオの会話に、五飛は不機嫌そうに呟く。
まぁ、自分よりも強い相手がいるというのは、五飛にとって気にくわない事なのだろう。
正義の味方も大変だな。
『だが、奴の実力は本物だ。それにヒイロのガンダムに似ているものを感じる』
トロワの言葉に、少しだけ驚く。
ミロンガ改とウイングガンダムは、外見だけを見ていれば似ているところは殆どない。
だが、空を飛ぶ、リーオー等に比べて超高性能機といった要素だけを考えれば、似ているのは間違いない。
……バスターライフル級の強力な攻撃力という意味でも、S-11ミサイルがあるし。
まぁ、その辺はまだ使ってないから、知られる可能性は皆無だが。
ともあれ、元傭兵だからこそと言うべきか、トロワの勘は鋭い。
『アクセル代表、そろそろ目的の港街に到着します』
不意にサリィからの通信が入る。
丁度いいタイミングで入って来てくれたな。
まさかタイミングを計っていた訳じゃないんだろうけど。
タイミングを計っていたんであっても、何であっても、この話を打ち切るには丁度いいのは確かだ。
「聞いていたな。そろそろ戦場だ。財団派がまだ暴れているのかどうかは分からないが、とにかく速やかに敵を撃破する必要がある」
その言葉に、全員が頷く。
……普通の敵であれば、ここまで心配するような事はない。
だが、相手がアレックスとなれば、それこそ面白半分で民間人であっても皆殺しにしかねないんだよな。
特に今回の場合、昼に財団派が中東連合に――正確には俺達シャドウミラーも含めてだが――負けたという事実があり、それに対する報復の色合いが強いと思われる。
そうである以上、その報復は残酷であればある程、効果的になる。
……そんな真似をした場合、世間から財団派やロームフェラ財団に対する恨みは強くなるのだが、デルマイユのように特権意識だけを肥大化させたような男にとって世間の目というのは気にするものではないのだろう。
今はまだ何とかなっているが、そのうち破滅するような未来しか見えないのは俺の気のせいではないはずだ。
「特に敵は以前俺達が一度仕留め損なった水中用MS部隊の可能性が高い。シャドウミラーのメンバーは絶対に敵を逃がさないように」
まぁ、アレックスを逃したのは俺だから、こうやって偉そうな事を言えはしないんだが……その辺りは勢いって奴だろう。
ただ、こっちも前回とは色々と違うというのも、間違いのない事実だ。
特に戦力という一面では全員の乗機がパワーアップしてるし、
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