暁 〜小説投稿サイト〜
ONEPIECE 空の王者が海を征す
空の王者、空島への可能性を見出す
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ゃないけどこれである程度身体に掛かる負担を減らせる」
「すまねえな……。お前は……ああトナカイ、一瞬鹿に見えちまった」
「おおおっ!!レウス聞いたか!?俺の事一発でトナカイって解ってくれたぞ!!」

思わずチョッパーはクリケットの言葉に喜びを感じてしまった、今まで狸や鹿に間違われる事もあったので実はチョッパーも気にしていたようだがおやっさんはいとも簡単にトナカイだと見抜いた。

「んでお前ら、ショウジョウが連れてきたらしいが俺に何のようだ」
「おやっさんこいつらは空島に行きてぇって言ってるんだ。夢みたいな事を大真面目に言ったんだ」

ショウジョウが事情を説明するとクリケットは一瞬顔色を変えると、まさかまだこれ程までに夢を信じるような純粋な連中が居る事に驚きながらも複雑そうに笑った。傍からすれば伝説や御伽噺にしか登場しない空島へ行きたいとほざく若者達、侮蔑を孕み大笑いしても可笑しくないのに彼は面白そうに笑うだけだった。

「空島、か……確かに夢みたいな事を言いやがるな」
「空島はねえのかおっさん!?」
「……ある、と言っていた奴を一人だけ知っている。だがそいつは世間では伝説的な大嘘付きだ」
「大嘘付き……まさかうそつきノーランドか、あれちょっと待てよ。確かフルネームはモンブラン・ノーランド……」
「ああそうだ、俺の遠い先祖だ」

クリケットは忌々しげに語った、実在した話であるうそつきノーランド。当時国を追われたモンブラン家、だが一族はノーランドが正直者だったと言われているのでそれを信じている。そしてこのジャヤはうそつきノーランドの舞台となった島、此処に辿り着いたクリケットは海に沈んだと主張したノーランドの言葉が正しいのか嘘なのかを確かめるために此処に住んでいるとの事。

「んじゃショウジョウ達は?」
「絵本のファンだ、ノーランドの言う黄金郷はあるんだと押しかけて来て俺の手下になりやがった」
「ず、随分と簡単な繋がりだな」
「ああ。だけどな、暗い海に潜ると酷い孤独感に襲われてくる。正直あんな一途な馬鹿には救われる」

何処か照れくさそうに語るクリケット、自分の噂を聞き付けてやって来た二つの海賊団。そして先祖のいう黄金郷はきっとあると信じて部下にまでなったあの二人にはクリケットも助けられていた。たった一人で何年も海へと潜り続けていた生活に中にやってきた二人は馬鹿騒ぎしながらも自分のやる事を肯定しながら手伝った。それがどれだけ有難かったか……。

そしてルフィが空島には行けないのかと言うとノーランドが書いていたと言う400年前の航海日誌を見せてくれた。そこには空島に関する記述や空島に生息している空魚という魚に付いても書かれているだけではなくまるで空島はあって当然と言う風な書き方がされておりルフィ達は絶対にある!とい
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ