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ONEPIECE 空の王者が海を征す
空の王者、空島への可能性を見出す
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こと、モンブラン・クリケット、が足取りはふらつき始め身体も震えさせていた。苦しげに呻き声を発するとそのまま倒れこんでしまい意識を失ってしまった。

「お、おやっさん!?大丈夫か!?」
「待ってくれ俺は医者だ!俺が見る!!」

掛けだそうとするショウジョウを抑えチョッパーが駆け寄りクリケットを抱き起こす、苦しげに息を洩らす彼を手早く診察すると直ぐに家の中へと担ぎ込み処置を始めた。ショウジョウは体格の問題で家の中に入るとスペースを取ってしまうので外から窓越しにクリケットを心配そうに見守っている。

「お、おやっさんは大丈夫なのか……?」
「……大丈夫、もう安心だ。タオルを冷やしてきて、窓は全開に!」

処置が終わり容態が安定した事を伝えるとショウジョウは安心したのか崩れ落ちるようにへたり込み安堵の息を洩らした。

「チョッパー、この人病気なのか?」
「うん、ダイバーが偶に罹る病気で潜水病っていうんだ」
「どういう事なんだその病気って?」
「あー……俺も詳しくは言えないが、一回潜ったらそれなりの時間休まないといけないんだけどそれをせずに潜ると身体が可笑しくなる病気…でいいのかなチョッパー」
「うん大体あってるぞレウス」
「なーるほど、つまり休憩不足か」

珍しくルフィも病気の事をある程度理解する事が出来た、休憩不足という答えも間違ってはいない。クリケットは十分な時間も置かずに無茶な潜り方をしているせいでこのような事になっている。しかもショウジョウの話ではこれは自病になっているらしい。普通はそんな事にはならない筈だがチョッパーは顔を険しくする、命にも関わる病気でもあるからだ。処置を進めていく中どすんどすんと大きな足音を立てながらこちらへと向かってくる影が見えた。

「お〜いショウジョウお前何やってんだぁ!?まさかおやっさんに何かあったのかぁ!?」
「おうマシラじゃねえか!」
「ゲッマシラって!?」

ウソップが思わず顔を青くしながらその名前を思い出した、あのサルベージを行いそれを見学した相手であり最後には4人同時に空へと蹴り飛ばした相手である。怒りを露にし攻撃しても可笑しくない……

「こいつらはおやっさんの病気の処置をしてくれたんだ、良い奴らだぜ」
「そうなのか……!?ぅぅぅぅっお前ら良い奴らだなぁ〜……!!」

のだがそんな事よりも大切なクリケットの病気の処置をし助けてくれた事への感謝が上回ったようだ、一体どれだけ彼らがこの男を慕っているのかが良く解る一幕だ。そのまま看病を続けているとクリケットは目を覚ますと煙草を吹かしながら礼を述べる。どうやら自分達を金塊狙いの奴らと思ったようだ。

「世話掛けちまったな、何にせよ身体の事ありがとよ。大分楽になった」
「一応この薬を飲んでくれ、潜水病を治せる訳じ
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