第4章:日常と非日常
第106話「海水浴・前」
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部の人達は荷物などを見張るために残るようだ。
「...最近、グループが確定してきた気がするのは気のせいか?」
「見事に子供では二つに分かれたねー。」
「優輝さんか、神夜を中心にして別れてるわ。」
葵と奏の言葉に、やはりそうなのかと思う。
ちなみに、僕の所には先に着替え終わっていた皆が残っていた。
「リニスは行かないの?」
「はい。私はしばらく待機しています。司は優輝さんと楽しんでください。」
「にゃ、なんで名指しなのかな!?」
リニスさんはどうやら荷物を見張っているらしい。
ちなみに聞いた司はリニスさんの言葉で顔を赤くしてた。ついでに噛んでた。
「ザフィーラは行かないのですかー?」
「うむ。守護獣たるもの、主たちの荷物も守らねばな。」
残っていたリインがザフィーラさんに行かないのか尋ねていた。
うん、まぁ...ザフィーラさんなら誰も盗ろうとはしないだろう。
「一応交代制にするつもりですけど...ザフィーラさん、もしかしてずっと見張り番をしているつもりで?せっかくの海なのに。」
「守護とはそういうものだ。別にどうという事はない。」
まぁ、ザフィーラさんがいいのなら、いいのだろう。
心配なのはガタイの良さから逆ナンパされそうな所だが...。
リニスさんがいるし、大丈夫か。
「...以前から気にしていたが、守護獣である私に“さん”付けはいらんぞ。」
「あ...っと、つい癖で。そういう事なら、呼び捨てで呼ばせてもらいます。」
守護獣...意識していないから懐かしいワードでもある。
まぁ、彼にとって自身に対する敬称は要らないのだろう。
「優輝ー!何してるの、行くよー!」
「急がなくても海は逃げないっての...まったく。」
アリシアの声に呆れながらも、僕も海へと向かった。
「あ、待ってくださーい!」
「あれ?リインははやての所に行かないのか?」
何故か今度も僕についてくるリインに、そう尋ねる。
「はいです。あの...神夜さんと一緒にいる時のはやてちゃんは、少し一緒に居づらくて...。だから、邪魔しないようにこっちに来たのです。」
「おおう...末っ子に空気を読まれる一家の長ェ...。」
しかもリイン、生まれて一か月も経ってないのに空気を読んでるぞ。
御守りの効果もあるかもしれんけど、織崎と一緒にいるはやて達に違和感と疎外感を感じてこっちに来たのだろう。...まぁ、一緒に遊ぶ程度ならいいか。
「じゃあ、リインも一緒に行くか。」
「はいですー!」
うん。元気なのは良い事だ。
皆も別に構わなさそうにしているし、早速泳ぎに行ってみるか。
あ、ちなみに準備
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