第4章:日常と非日常
第106話「海水浴・前」
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」
「そうね。」
桃子の言葉に、士郎は運転しつつ応える。
その言葉を聞いて、恭也達もその通りだと頷く。
「...っと、見えてきたぞ。」
そこで、目的地の砂浜が見えてくる。
他の車の皆もそれに気づき、もうすぐ着くのだと理解した。
=優輝side=
「夏休みなのにあまり混んでないな...。」
「ここは穴場なのよ。パパもおすすめしてたわよ。」
到着し、見渡してみると程よい人の多さだった。
八月の割に全然混んでいないので、アリサの言う通り穴場なのだろう。
「それじゃあ、着替えてから集合するように。ただ、さすがに大人数すぎるから、あまり邪魔にならないようにね。」
「「「はーい!」」」
士郎さんの言葉通りに、僕らは男女に別れて着替えに行く。
「椿と葵は司か奏の言う通りにすれば大丈夫だから。」
「ええ。こういう施設は来た事がないから、そうするわ。」
「じゃあ、また後でねー。」
どういう手順を踏めばいいか分からない椿と葵にそう言ってから、僕も更衣室に行く。
さて、女性陣は時間がかかるだろうし、さっさと着替えて場所を取っておくか。
「お待たせー!」
場所を取っておき、恭也さん達と雑談していると、アリシアの声が聞こえてくる。
どうやら、着替え終わったらしい。
「ん?なのは達はまだなのか?」
「もうちょっとかかるって。私たちは着替え終わったから先に来たんだよ。」
先に来たのはアリシア、椿、葵、司、奏、アリサ、すずか7人だ。
他はまだ着替えていたり、誰かを待っていると言った感じだろう。
「ねぇねぇ、優ちゃん。あたしとかやちゃん、どうかな?」
「なんとなく来る質問だとは思ってたけど...そうだな...。」
椿の水着は水色のタンクトップビキニで、所々に白い花びらの模様がある。
胸のすぐ下に青いリボンが巻かれており、どこか胸を強調している。
また、水着と同じような色と柄のリボンとハイビスカスのような乙女色の髪飾りを付けているのも可愛らしい。
葵の水着は白いチューブトップビキニで、フリルで装飾されている。
下はそれでスカート(と言うには短すぎるが)のようになっている。
胸元には紫のリボンがあるのもチャームポイントだな。
水着自体は素材を創り替える時に見ていたけど、実際着ているのを見ると...。
「控えめに言って...可愛いと思う...。」
「っ.....。」
「えへへ...実際言われると嬉しいね。」
その一言で、椿は顔を赤くして花を出し、葵も照れていた。
うん...正直、見惚れていた。僕だって男だし。
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