第4章:日常と非日常
第106話「海水浴・前」
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...。」
「今のどういう魔法なんですか!?」
リインは、司の魔法に興味津々なようだ。
それから、リインは僕らに今までの事件の話や、魔法の事を色々聞いてきた。
僕らもそれに応え、海まで会話を楽しんだ。
=out side=
「....霊力?」
「今、優輝の方から感じたね。」
「何かやっているのかな?」
アリサの執事である鮫島が運転する車の中で、アリシア達は霊力を感じ取る。
優輝はアリシア達に隠す必要はないからと、霊力を隠す事はあまりしなかったようだ。
「....今のが、霊力ですか?」
「あれ?リニスって霊力は使えなかったよね?」
その際、リニスも少し霊力を感じたのか、そういう。
「はい。...ですが、司の使い魔としているからか、影響を受けているようです。」
「なるほどー....まぁ、多分リインに司の魔法を掛けてるんだと思うよ。」
使い魔は何かしら主の影響を受ける。
その一端として、リニスは司の影響を受け、霊力を朧気に感じる事が出来たのだ。
「...そういえば、今更だけどあたし達、奏の両親には会った事なかったのよね。」
「司さんの両親は以前のパーティーとかで顔合わせはしたけど..。」
司の両親と奏の両親が談笑しているのを見ながら、アリサ達が言う。
そう、何気に奏の両親は今まで優輝達も含め、会った事がなかったのだ。
「...まぁ、そこまで気にするほどの事じゃないか。」
「今回は奏さんの両親も集まりましたから、この機会に交流するのもいいでしょう。」
リニスの言葉で締めくくられ、アリシア達も談笑する事にした。
「なんでなんやリイン....。」
一方、ノエルが運転する車で、はやては嘆くようにそう呟いていた。
「は、はやてちゃん...。」
「はやてにとってリインは末の妹らしいんだ。だから、取られたみたいでこうなってるんじゃねーのか?」
「的確な解説ありだとーなヴィータ。」
ヴィータの言葉に力なく手を振って礼を言うはやて。
その様子に、さしものなのはも苦笑いだった。
「けど...なんであっちに...。」
「そこなんよー。確かに優輝君には変身魔法の事もあるし、椿ちゃんには御守りを貰った事があるんやけど...あ、葵ちゃんもユニゾンデバイスやからかな?」
「意気投合したって事?」
「かなー?」
実際は色々してくれたので、お礼ついでにもっと知りたいという純粋故のただの好奇心だったのだが、はやては変に邪推してしまう。
「まさか、また洗脳を...。」
「ええっ!?そんな...。」
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