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ULTRASEVEN AX 〜太正櫻と赤き血潮の戦士〜
3-5 共闘!ジン&花組
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「みんな、油断するな。互いに連携し合いながら潰していくんだ!」
刹那と、自分たちを取り囲んでいる脇侍を見て、大神は各隊員に命令を下す。しかし…
「少尉はとんだジョークがお好みですのね。この程度の敵に連携など必要ありませんわ。
せっかくの機会ですから、私がお手本を見せて差し上げましょう!」
すみれは命令を無視し、自ら先行して薙刀を脇侍たちに向けて振りかざした。一刀両断。脇侍たちはすみれの一太刀によって数体ほどが一変に切り裂かれてしまった。
「脇侍を、同時に…」
大神は命令無視を受けて一瞬茫然としかかったが、すみれの腕に驚きと関心を寄せる。
巨大降魔…魔獣との戦いでは相手が相手なだけに十分な成果を見込めなかったが、本来すみれは薙刀の腕前に関して右に出るものを出さないほどだ。脇侍が数体程度が一度に相手になっても敵ではなかった。
「すれみの言うことも正解だと思います。巨大降魔もいない現在、相手は大したことのない脇侍の群れ。烏合の衆です。ここは各員で散開して対処した方が効率的と判断します」
すると、マリアまでもすみれに同調して、個人プレイに走り出した。西部劇さながらの銃捌きで、脇侍たちを撃ち抜き始めた。
まずい、一人一人がめいめいに行動しては、いざというときに足元をすくわれてしまう。
「大神さん、光武の操縦は初めてですけど、大丈夫ですか?」
最後の良心にも思える声が聞こえてくる。どうやらさくらだけは大神の言うことに耳を傾けてくれた。
「ああ、思った以上になじんでるよ。初めてなのに、しっかり動ける」
大神は、自分の身を纏う白い光武の腕を動かして見せる。大神が腕を軽く動かす、そのように認識し動かして見せるだけで、光武もまたその通りに動いてくれていた。一見ロボットのようにも見えるが、『霊子甲冑』というだけあり、まさに甲冑そのものだ。
「大神さん、私が援護します。同じ新人同士、頑張りましょう!」
「ああ、頼むよさくら君。君と初めて出会った大切な思い出の場所だ。必ず取り戻そう!」
「え、は…はい!!」
その言葉に、さくらは胸の奥がドキッと跳ね上がった。思わず裏声になりかけるあまり、大神に変な風に聞かれていなかったか、それだけが気がかりだった。


大神たちの助けもあり、ジンとルイスはあやうく刹那の手にかかりそうになった女性を連れて、黒い霧に覆われた上野公園を出た。
「ここまでくれば、ひとまず安心ですね」
「あ、ありがとうございます…」
女性はジンたちに礼を言い、深く頭を下げる。
「いいのです。それよりも、すぐにここから離れてください」
「は、はい…」
ルイスは女性受けしやすいほどの美形。女性は彼の優しい笑みと言葉に顔を赤らめ、名残惜しそうにその場を後にした。ジンは心なしか、ちょっと同じ男として悔しく思った。
(いっそ顔を変
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