0045話『大鷹の初めての出撃任務』
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感じがしました。
そうですよね。一人で戦うわけではないのですからしっかりやらないと。
赤城さんや加賀さんにも言われましたし。
『大鷹さん、あなたはまだ未熟ですがあなたの中には未知の力が宿っています。ですからこれから頑張っていきましょうね』
『赤城さんのいう通りです。大鷹、あなたはやれば出来る子です』
大先輩の赤城さんと加賀さんにそう言われてしまってはこの大鷹、頑張らないといけません。
「やりましょうね、艦攻さん…?」
【―――】
艦攻さんは私にしか分からない言葉で「任せて」と言ってくれました。
「そう言えば大鷹さんは他の軽空母の皆さんとは少し異なって鷹匠スタイルでしたね」
「はい。ですから艦載機の子達とは意思疎通が必須項目になってくるんです」
「島風の連装砲ちゃんみたいなもんか」
「いいなぁ…リベも一度でいいから連装砲ちゃん達とお話してみたいよー」
そんな他愛もない話をしながらも私達は対潜哨戒を続けていきます。
そして装備してあるソナーに潜水艦の気配が感じられたので、
「皆さん! 潜水艦、来ます! 単横陣でお願いします!」
「「「了解!」」」
それで陣形を単横陣にして、
「大鷹! 発艦します! いって艦攻さん! よろしくお願いします!」
早速艦攻さんを発艦させて先制対潜で潜水艦を沈めました。
「…すげー、ほんとに先制対潜をした…」
朝霜さんがそれで驚いているみたいです。
私も初めての試みでこうもうまくいくなんて思っていませんでした。
「さすがですね。朝潮も負けていられません!」
「リベも負けずに頑張るよ!」
それから私達はエリアボスまでほぼ先制対潜で完封してボス個体も私が倒してしまいました。
「大鷹さん。さすがのお力、御見それしました」
朝潮さんがそう言って私の事を褒めてきました。
や、そんなに畏まれても困ります。
「これでまだ改二になっていないっていうんだからすげーよな…」
「うんうん。大鷹さん、これから毎日対潜哨戒を頑張ろうね!」
「はい!」
どうやら皆さんに認められたようです。
大鷹、ここでも頑張って行けそうです。
…ただ鎮守府に帰投したら秋津洲さんがいて、
「もうもしかしたら秋津洲の出番はないかも!?」
と、悲観そうな顔をしていました。
どうやら私が入るまでは対潜哨戒は秋津洲さんの唯一の取柄でもあったみたいです。
なので少し気の毒に感じて申し訳がなかったです。
大鷹の成果を聞いて私は今後は対潜哨戒は大鷹を入れていこうという思いになった。
まだまだ改二という伸びしろがあるから先が楽しみな子だな。
そしておいおい海防艦のみんなも練度を上げていって対潜哨戒に
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