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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第562話】
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うしてセシリアと過ごすの、好きだぞ」

「ヒルト、さん……」


 嬉しそうにはにかみ、目を細めるとセシリアの方から唇を重ねてきた。

 いつもと違う熱のこもった口付け――唇が離れると、セシリアは。


「そろそろ戻りますわ。 ……次の競技が始まりますもの」

「もうそんな時間か……?」

「えぇ。 ……うふふ、何だかヒルトさん、凄く名残惜しそうですわね?」


 密着したままのセシリアは嬉しそうにそう言った。

 俺はそれに応えず、頬を指で掻くとクスクスと微笑み――。


「ヒルトさん、先に戻りますわね? ……もしヒルトさんがこの続きを御所望でしたら、時間がある時に……」


 そう言って首筋に口付けを落としたセシリア――言ってる意味は多分【それ以上】の事だろう。

 俺から離れると、セシリアは軽く手を振り、其処から走って出ていった。

 俺も間を開けて出る――水分補給と思ったが、時間もなさそうだし俺はそのまま戻ることにした。
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