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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第562話】
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こすと、二人は其処から走り始めた。
暫くすると二人もゴール――結果にしては散々故に、ここから挽回するしかないだろう。
百メートル走は続き、魅力溢れる女子一同の汗を流し、疾走する姿は綺麗だった。
百メートル走、全体的な活躍は鈴音の桃組が一位、二位がエレン率いる翠組、三位は未来の白組だった。
最初の種目も終わり、次は第二種目、本来なら陸上競技としては四〇〇メートル走や砲丸投げ、クラス対抗リレー等があるがIS学園ではそれらの競技はなかった。
そして、次の準備の為上級生がグラウンドに出て、競技に必要な機材の設営をし始める。
少し時間も出来た為、俺は一旦水分補給しようと学園側にある自販機へと向かった。
「ヒルトさん、少しよろしいかしら?」
「え?」
自販機向かう途中、呼び止められ振り向くとセシリアが居た。
「あ、構わないぞ」
「では……此方に来てくださいまし」
俺の手を取り、セシリアは人が来ない所まで俺を連れてきた。
そして――セシリアはギュッと俺に抱きつくと背中に腕を回して見つめてきた。
「ヒルトさん……あまり、わたくしにヤキモチ妬かせないでくださいまし……」
「え? ……もしかして、さっきのシャルの件か?」
「………………」
小さく頷くセシリア、お互いに体操着――セシリアも普段とは違ってブルマ姿だ、密着してくる彼女の肢体に俺は反応する。
「……ヤキモチ妬いたのか?」
「そ、そうですわよ……?」
「そっか……。 どうすれば、いい?」
本当はわかっていた、だけど俺は敢えてセシリアから言わせたかった。
瞳を潤ませ、セシリアは俺を見つめたまま腰に回した腕を今度は首に回し、彼女の豊満な乳房を俺の胸板に押し付けてきた。
「意地悪ですわ……。 解ってらっしゃるくせに……」
指で俺の唇に触れ、ソッとなぞると上顎を上げ瞼を閉じ、セシリアは唇を突き出した。
俺もそれに応える様に、セシリアの腰に腕を回すとそのまま唇を重ねる。
誰も来ない――誰も見ていないというその状況下、俺とセシリアは互いに何度もキスを繰り返し、身体を密着させ、愛撫するように互いに触れ合う。
「んは……っ。 ……こ、これ以上致しますと、わたくしも流石に我慢が難しくなりますわ……」
名残惜しそうに唇を離すセシリアは、頬が真っ赤になっていた。
だが、満足したらしく、体操着越しに俺の胸板に触れ、爪先立ちしてソッと耳元で囁いた。
「ヒルトさん……ありがとうございます。 こうして貴方と過ごす時間がわたくしにとってかけがえのない時間ですわ……」
「……俺も、こ
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