暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1704話
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ーの方は、まだオペレーション・デイブレイクが行われる前に、俺達が鍛えたエアリーズ部隊とOZの精鋭を揃えたエアリーズ部隊が模擬戦を行った時、OZ側で出てたんだが。
 自分達が負けたというのは、プライドの高いミュラーには納得出来なかったのか、酷く荒れていたのが印象深い。
 それで丁度その場にいた俺に絡んできて……結局ミュラーはその責を負う形で資料室だかどこだかに飛ばされた筈だった。
 ……まぁ、それも取りあえずの処置であって、オペレーション・デイブレイクが開始された後はパイロットに戻り、偶然戦場で出くわした俺に突っかかってきて返り討ちにあったんだが。
 ともあれ、原作ではアレックスと組んでいたミュラーだったが、この世界では前もって知り合いなのかどうかは分からないが、それでも結局単独で戦って死んでしまった。
 それに対してアレックスの方は、キャンサーを使って連合軍の基地を攻撃していたのに遭遇したものの、結局逃げられてしまった。
 代わりにという訳ではないが、アレックスが率いていたOZの水中用MS部隊はシャドウミラーの手によって壊滅的な被害を受けた筈だった。

「俺達が以前戦ったOZの水中用MS部隊。それが全滅に近い被害を受けてから、随分と経つ。俺達が宇宙に出る前の話だし。……そう考えれば、今の状況でこうして復活したというのは十分に考えられないか?」
「……そうね」

 綾子が苦々しげに呟く。
 あの時の戦いでは綾子はまだトーラスに乗っていたので、本格的にアレックスとは戦っていない。
 だが、それでもアレックス達がどのような真似をしたのか知っている以上、許せないのだろう。

「どんな敵だ?」
「腕はいい。だが、それと比例するように残虐な性格をしている。基地が降伏しても、それに構わずに攻撃を続けて殲滅するくらいにはな」
「……トロワ! ラシード!」
「分かっている」
「は!」

 俺の言葉を聞いたカトルの言葉に、2人は素早く返事をする。

「被害を受けた基地はここからある程度の距離はあるけど、このまま放ってはおけない。出撃の準備を」

 そうして指示を出すカトルを見ながら、俺は考える。
 シャドウミラーで開発したHLVは、小型だがMSはもう数機程度なら乗り込む事が可能だ。
 それでいて、普通に空を飛ぶ事も当然可能だ。
 つまり、カトル達を乗せて移動する事も出来るのだ。
 また、ここでアレックスを叩いておくというのは、俺にとっても十分に意味がある。
 今カトルに言ったように、アレックスは性格はともかく腕は決して悪くはない。
 いや、OZの中でもゼクス程とまではいかないが、間違いなく上の方に位置するだろう。
 そうである以上、そんな危険な戦力はここで潰しておくのに越した事はないのだから。
 また、それ以外に
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