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ジョジョの奇みょんな幻想郷
第一部 ケイオスクルセイダーズ
第一章 紅霧異変
9.慶条丞一、探偵ですよ(キリッ
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、って、なんですかこれ!?」
 この一ヶ月、丞一がもっもと声を上げた日だろう。それほどまでに驚いた。
「早苗、幻想郷じゃ常識が通用しないんだよな。つーことは、あれも幻想郷じゃあたりま」
「当たり前なわけないじゃないですか!だから驚いているんですよ!!」
「っ!これは!」
「何かわかったの、神奈子?」
「ああ、こいつは魔法によって展開されている。しかも相当の使い手さね」
 神奈子の能力は『乾を創造する程度の能力』。つまりは天、空を司る能力。その神奈子が探知したのだから間違いはないだろう。
「ということは、人為的に起こされた────異変ってことですね!」
 異変。この幻想郷にはなくてはならない制度でありイベント。異変が起こりそれを博麗の巫女が解決する。このプロセスがあるからこそ幻想郷はその実体を保っていられるのだ。最近だと、ここ守矢の風祝の早苗と現博麗の巫女の霊夢が協力して事に当たっていたりするらしい。
「では、行ってきます!」
「待て、早苗。俺も行こう」
「え、ジョジョ!どうしたんですか!暑すぎて頭がおかしくなっちゃったんですか!?」
「おい!俺が働くのがそんなにおかしいか」
「「「『うん』」」」
 早苗、諏訪子、神奈子、さらにダークワンも含めて満場一致だった。よくよく考えてみれば普段から寝腐っている丞一だったら当たり前だった。
「ほんとにどうしたんですかジョジョ?」
「今回の異変は今まで通りには行かないってことさ」
「へ?何でです?」
「─────スタンド使いはスタンド使いと惹かれあう」
 これはジョジョ第四部のスタンド使い間田敏和が言ったスタンド使いの定義、ルールの用なものだ。正体を知らなくても知らず知らずに引き合っていくのだ。
「………わかりました。では行きましよう!狩りの時間ですよ!」
 そう言い、ピューと飛んでいった早苗の後を丞一も追いかける。






 現場まで、キングクリムゾン!







 現場に急行すると、すでに霊夢と魔理沙ともう一人男が一人いた。
 そこは、霧の湖に囲まれた紅い館だった。和風なこの幻想郷にはあまりにも合わなかった。
「よー。霊夢、魔理沙」
「あら?丞一じゃない。ひさしぶりね」
「ひさしぶり。その節はどうもな」
 丞一は霊夢と魔理沙はあの時初めての弾幕ごっこ以来顔を合わせていない。
「魔理沙もひさしぶりだな」
「おう!丞一!ひさしぶりなんだぜ!」
「で、そちらさんが?」
 丞一はそのもう一人の男の方へ向き直った。
 すると、男は苦笑いを浮かべた。
「あら、これ俺覚えられてない感じ?」
「?俺と会ったことあったか?お前」
「これでも、同じ学校だったんだけどなぁ。まあいいや、まずは自己紹介だな。俺は実力派エリート迅優作。よろ
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