『自己満足の為に旅立つわけじゃない』
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何が起きてるのか…調べる必要があるね」
「マスター、お言葉ですが、私達にそんな時間は…」
「分かってる、けど、放っておけば被害者は増える一方だし、俺達も襲われる可能性が高い、だったら襲われる前に事を解決しよう」
もし、今の状態で襲われれば受ける被害は尋常ではない。
となれば、今ここにいる俺を含めた動けるトレーナー達で解決するしかないのだ。
恐らくリーグに救援要請を出してはいるのだろうが待ってる時間はない。
「女医さん、トキワの森の地図をください、それと今ここにいるトレーナーで腕に自信がある人達を集めてください、原因究明に向かいます」
「は、はい!」
女医さんが駆け足で地図を取りに行くのを見送り、俺は一つ溜息をついた。
どうする?
考えろ、この自体はなぜ起きた?
更にヌシポケモンは何をしている?
いくら凶暴性があるとはいえ、あくまでも森のヌシだ、秩序が乱れているなら正す筈。
「…可能性は3つあるわ」
「っ!?」
ふと聞こえた聞き覚えのある声に、俺は戦慄した。
「一つ、そのスピアーの群れにヌシが敗北し、その時点でスピアーのリーダーがヌシになった」
何故、ここなにいる?
「二つ、トレーナーに捨てられたスピアーが人間を憎み復讐しようとしている」
忘れようとしていたトラウマが蘇る。
「三つ、誰かが人為的にスピアーの群れを放ち、トレーナーを襲わせている、それよりも…」
スクール時代最強だった少女。
「まだトレーナー諦めてなかったのね、『落ちこぼれ』君?」
鳥ポケモンの使い手にしてエリートトレーナーの卵、『ルナ』がそこにいた?
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