第82話 大事な場面に横槍を入れるときは相応の覚悟をしとかないと後で後悔しても遅い
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「こらぁ! 何すんだぁ! エッチ、変態! 幼女虐待ぃぃ!」
「大人しくしろ! ったく、なんてガキだ。S級ロストロギア用の拘束バインドで拘束してるってのにこんなに暴れまわるなんて」
「まぁ、幾ら暴れたところでそのバインドを切れる訳ないだろう。上層部もなんでまたこんなガキ一人の為にこんな血眼になってんだか?」
「そんなの俺達の知った事じゃねぇよ。とにかく、他の連中に見つかると面倒だ。さっさとずらかった方が良いだろうよ。噂じゃ、この世界にゃあのアースラ隊の連中が駐留してるって話だからな」
「そりゃ面倒だ。奴らに嗅ぎ付けられたら誤魔化すのもひと苦労だしな」
周りで局員達がなにやら不穏な事を話し合っていた。
しかし、どの単語もなのはには理解出来ない。いや、厳密に言えば覚えてないだけなのだ。
少なくとも今のなのははアースラと言う単語を覚えていない。もし覚えていればそれが何を意味するのか少しは分かっただろうが。
「離せ! 離せぇぇ! お父さぁぁん! おじさぁぁん!」
「お父さん? あぁ、さっきまで一緒に居た連中の事か? あいつらならさっきの砲撃で今頃海の藻屑だろうよ。幾ら叫んだって来やしねぇよ」
「え!?」
じたばた暴れまわり騒ぎ立てるなのはをあざ笑うかの様に一人の局員が言い放った。
もしかして、さっきの襲撃はこいつらの仕業? それじゃ、さっきの襲撃のせいで皆は吹き飛ばされて―――
「う、嘘・・・皆・・・皆・・・」
「あぁ、死んだ・・・だろうぜ」
「――――――」
その言葉を聞いた瞬間、なのはの思考が真っ白になった。
死んだ。皆死んでしまった。銀時も、神楽も、新八も、それに高杉も、皆死んでしまった。
いや、殺されてしまった。
いきなりやってきた・・・こいつらのせいで―――
(死んだ・・・死んだ・・・新八君も・・・神楽ちゃんも・・・おじさんも・・・お父・・・さんも・・・皆・・・みんな・・・みん・・・な・・・・)
『―――ブチンッ!!―――』
その瞬間、何かが切れた―――
「お、やっと大人しくなったか。ようやく諦めがついた―――」
動かなくなり安心しきった瞬間、一瞬にしてなのはの近くに居た局員達の視界は見えなくなった。
いや、最早見る事などないだろう。
何しろ、そいつら全員頭部が無くなってしまったのだから。
「どうした!?」
「たたた、隊長!! こここ・・・このガキ・・・このガキがぁぁ!」
間一髪難を逃れた局員は立っている事も出来ず、その場にへたりこんでしまった。
見ると股間の辺りが湿りだしている。どうやら失禁してしまったようだ。
そして、その失禁した局員の周りには、頭がなくなり地
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