第1章
最初の変身!救世主は高校生?(2)
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「相変わらず後ろから見てもべっぴんさんだよね〜!」
「朝から何言ってるんですか?」
ヘラヘラと冗談混じりに言う優奈を零は苦笑いで退かした後、2人は肩を並べて学校へと向かう。
「そういえば今朝のニュース見た?」
「タクシー運転士が怪物に変容、死傷者3名ですよね」
今朝のニュース。早朝の6時にタクシー運転士が体調を崩し、前方車両と衝突。車から出てきた直後に怪物へと変異したとのこと。
幸い、近くにアルス所属の仮面ライダーが居合わせた事によって駆除され最小限に抑える事ができたようだ。
「物騒ですよねホントに」
「最近になって怪物に変異する事件が多発してるけど一体どうなってるんだろう」
「研究機関が怪物に変異した人を解剖してるらしいけど決定的な結果はまだ報告されてないみたいで」
原因解析の為に仮面ライダーによって駆除された怪物はアルスの研究機関によって回収され、なぜ怪物になるのかその原因を突きとめているようだ。
しかし依然として結果は得られず、研究は難関しているようだ。
「いつ誰がなるか分からないってのが怖いよね〜」
「えぇ……友人や身近な人が変異してしまうのもそうですが、自分たちの家族が変異してしまったらって事を考えると」
「考えただけでもゾッとするわ」
そんな話をしていた8:05、2人は学園へと到着した。学園への入校は非常に厳しく先ず、学生証の開示と指紋と顔認証による生徒リストとの一致等である。
2人は入校するとクラスへと入る。零と優奈の席は離れているがいるが窓際の零の席に集まるのがいつもの事だ。
「零、おはよう」
続いて現れたのは髪を結んだ長髪の少年。例のよく知る友人の1人だ。
「光さん、おはようございます」
【橘 光】彼の名前だ。優奈同様に彼も零を支えた人物の一人で零も彼を友人として慕っている。
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