第45話 説教
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
は俺が土下座し、最初の頃から以下省略。
つまりは、こういうことだ。
新しい曲を作成していくうえで必須な三人がスランプに陥り、お互い相談しようにも三人ともコレなので脱走し、落ち込んでいた。
どうやって別荘から逃げ出したか今は置いといて。
あまりよろしくない現状を踏まえて、俺は追い打ちをかける。
「まーな。俺たちも三人に押し付けてばかりで申し訳ないなとは思うけどさ、誰にも相談せずに勝手に落ち込こんで、あまつさえどっから逃げ出したのか知らないけど断りもせずにいなくなるのは感心しないぞ」
「それは……すいません」
「わ、私はちゃんと言おうとしたわよ!でもことりが黙っておこうって言いだすから!」
「ふえぇっ!?私そんな事言ってないよぉ〜!?真姫ちゃんが『こんな失態プライドが傷つくし、知られるのは嫌よ』って言ったからだよ〜!」
プライドどうのよりそんな押し付け合いしている方が恥ずかしいぞ、と思いながら仕方なく両手を真姫とことりのおでこに差し出す。ことりのモノマネがかなり似ていたのは心に留めておく。
え?という表情をした彼女らに一言添えてから、
「オシオキ執行!!」
ビシィィッ!と、強烈なデコピンをお届けする。かなりピンポイントな当たり方をしたので俺が想像してた以上にいい決まり方だった。
「いったあああぁぁぁっ!!??もうなにすんのよ!!!!」
「ひいいっ!!痛いよ〜おでこ痛いよぉ〜!!」
「罪の擦り付け合いするからこうなるんだって。今度行ったら希にWASHIWASHIしてもらうからな」
希のジト目を背後に受けながら、今後どうするか考える。
時間は限られている。今回の合宿の最終目標は”新曲の振付をある程度踊れるようになる”だ。
既に午後二時を過ぎている。これ以上の時間の浪費を避けたいところ。
「絵里、君はどうするべきだと思う」
「え?ええとそうねぇ。確かに今まで海未達に任せっぱなしだった私たちにも責任はあるわけだし」
確かにそれもそうだ。
三人があまりにも有能すぎて、逆に素人である俺たちの入る隙が無かったのだ。こうして自然と彼女達に任せ過ぎてしまい、結果がこれだ。
さらに、今回はラブライブ!出場をかけた新曲である。当然プレッシャーにもつながっているだろう。だからこそ、期待していたのだが……あまりにも負担をかけ過ぎていた事に心の中で反省し、詫びる。
各自が案を探す中、すっと手を挙げるものがいる。
「はい!」
穂乃果だ。彼女は、視線が集まったのを確認して絵里に提案する。
「みんなで、みんなで協力して創ればいいんじゃないかな?こんなに人数いるわけだし、みんなで手伝えば何とかなるよ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ