第2章 魔女のオペレッタ 2024/08
エピローグU:再会への序章
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2部2章エピローグ、ピニオラさん視点回。
時系列はピニオラさんがみことと別れた後、そこから数十分後となります。
かつての共犯者にして見方によっては被害者もであるグリムロックさんとの再会もあり、《グリセルダさんの生存を知るキャラ》としてピニオラさんにしか出来ないグリムロックさん救済エンドに仕上がったかと思います。
そして、直接生きていることを伝えなかったり、敢えて安心させないことでグリムロックさんを反省させるように仕向ける。そんな彼女が人の心を知らないというのは文章的に矛盾が生じているようにも思えるでしょうが、これはニュアンスの問題です。人の感情を化学変化のように捉えるか、それともそのまま心の変化として捉えるかの差異であって、ピニオラさんは前者の認識の仕方をしていたことになります。そもそも他者を同格の人間と認めていなかった彼女にとっては《Aという感情に対してどのように心理が揺らぎ、どのように行動するか》に重きを置いていたのであって、嬉しいやら悲しいやらといったそのままの意味で捉えていなかったことになります。場面によって飄々とした軽口を叩いていたのは、それらの要因による《空気の読めなさ》が理由となります。有り体に言えば《感情の認識と知識が結びついていない》というところでしょうか。
ともあれ、これにてラフコフ討伐編もといピニオラ編は終了となります。
死別という幕引きばかりのピニオラ創作シリーズの最終作は、少しだけ明るい題材っぽいですね。作風変わり過ぎてちょっと不安になります、先生。それとピニオラさんお疲れ様でした。
ではまたノシ
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