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ONEPIECE 空の王者が海を征す
空の王者、怪物を見る
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!!」
『アイアイサー!!』

仲間の事を大切に思いその身を案じるマシラは作業を部下に任せ自分は勢い良く水中へとそのまま飛び込んで行った。あの肺活量なら間違い無く普通に深々と沈んでいるであろう船にも容易く到達出来るだろう……が、此処で海上であろう筈の船が大きく揺れると言う事が起きた。加えて海中には余りにも巨大な影が見えていた。

「な、なんか見えてません……?」
「見えてるな」
「見えてるわね」
「「なんでそこ二人は冷静なの!?」」
「海王類とかで耐性は付いてるわ」
「アラバスタで竜とか戦ったから」

と冷静なロビンとレウスを他所にその影は遂に海上へと浮上した。海王類と比類無いレベルの超巨大な亀、まるで大陸に見間違えてしまうかのような凄まじい大きさの亀に思わずナミ達は現実逃避してしまっているがロビンが船が食べられた事と給気ホースが亀の口へと続いている事で決定的だと言ってしまったでの一斉に現実へと引き戻された。

「レレレレレレウスさん如何しましょう!?ルフィさん達食べられちゃいましたよ!?」
「……。如何しようか、少なくともあいつらが食われた程度で死ぬとは思えないけど……」
「レウスお前ドラゴンになれるんだから何とかしろよぉ!?」
「無茶言うなよ、下手に攻撃してこっちに気を引いたら食われるぞこっちも。それでも良いのか?」
「やっぱり止めてください!!」

などと言っている間に亀は少しずつだが海中へと戻ろうとしているか沈み始めている、ホースで繋がっているこの船もマシラのビクトリー・ハンター号も海中へと引きずりこまれようとしている。ナミは迷う事無くホースを断ち切る事を指示した、それによってウソップとチョッパーから悪魔か!!?と叫ばれるがまずは身の安全を確保するのが当然と主張する。

がその時―――周囲の明るさが消え去り夜の闇に引きずり込まれたかのように昼だった空は一気に暗くなった。一瞬の内に夜へと変化した空に驚きパニックを起こす一同。がそんな時に海中からルフィが跳ね上がるかのように甲板へと上がり続いてゾロとサンジが上がってきた。

「ふ、船を出せここから離れるぞ……!!」
「やべえぞあいつは……海獣の一種みたいな猿が……」
「ルフィと楽しく話してたと思ったら、暴れだし始めやがったんだ……!!」
「暴れることゴリラの如しだ!!」

どうやら潜って行ったマシラと遭遇したゾロとサンジは目の前に現れた海獣の一種であろう猿の凶暴性を語り続ける、目の前でどれだけマシラが暴れたのだろうか。加えて沈没船の中と言う悪条件も加わりまともに応戦出来なかったようだ。そして漸く亀に気付いた二人も加わって船を動かそうとした時船の上へと現れたマシラは此方を敵視しながら腕に力を込め始めている。

「おれのナワバリで財宝盗んで逃げきれ
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