旧校舎のディアボロス
アーシア救出 後編
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
しゃらくせぇ! いい加減、ウゼェ!」
神父も木場の動きについていき、火花を散しながら鍔迫り合いになる。
あの神父、相当強い。
「やるね」
「あんたもサイコー。本気でぶっ殺したくなりますなぁ」
至近距離で撃たれた玉を、バック転で避け残った足で蹴り上げた。
スゲー、アイツ顔が良いだけじゃねぇな。
「じゃあ、僕も少しだけ本気を出そうか?」
木場がそう言うと、刀身が黒く染まっていく。そして斬りかかり鍔迫りになると、木場の剣が神父の光を侵食しだした。
何だアレ!
「何だよコリャ!?」
「光喰剣≪ホーリー・イレイザー≫光を喰らう闇の剣さ」
「て、テメェも神器もちか!!」
神器! 木場ももっていたのか!? クソ! イケメンは神器もかっこいいのか!
刀身が消え去る寸前、神父が離れた。
「兵藤君!」
今だ!
「動けぇ! 神器!!」
『Boost!!』
宝玉から音声が発生して、俺の体に力が流れ込んでくる。
よし! コレならあのクソ神父にぶちかませる!!
「だからしゃらくせっつの!!」
駆け出した俺に気づき、音もなく光の玉が撃ちだされた。
ここだ!
「プロモーション! 戦車ッ!」
ルークは戦車! その特性はありえない防御力と!
「・・・マジですか?」
「バカげた攻撃力!」
「イターイ! ウゴッアァァァァァァァァァブベラ!?」
俺の左拳がクソ神父の顔面に食い込み、祭壇近くまでふっとんだ。
ハァ、ハァ、ハァ。やっと入れられた。
「アーシアにひでぇことしやがって。少しスッキリした」
「ッざけんな。ざけんなよクソガァァッ!」
ペッ血を吐き出しながらゆっくりと立ち上がり、懐から柄を握り締め光の刃を形成し飛び掛ってくる。
まだ持ってるのかよ!?
「フン!」
-ドゴンッ!-
「イターイ!」
間に入ってきた子猫ちゃんがイスを豪快にぶち当て、再び吹っ飛んでいく。
起き上がりを木場が斬りかかるが、あっさりと避け祭壇にあがる。
「俺的に、悪魔に殺されんのは勘弁なのよね! んなわけで、はいチャラバ!」
懐から出した何かを地面に叩きつけると、激しい光が俺たちの目を奪う!
クソ! 目くらましか!
収まったときには、すでにいなくなっていた。
「逃げやがった」
「とにかく、先を急ごう」
「えい」
子猫ちゃんがあっさりと、祭壇を殴り壊し地下への階段を見つける。
階段を駆け下りる俺たち三人は、奥に扉が見えた。
あそこか!
「いらっしゃい、悪魔の皆さん。遅かったわね」
入るとそこには、大勢の神父と堕天使レイナーレ。そして・・・。
「アーシア」
十字架に磔にされいるア
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ