56.知りたく無い事もある。でも、知ってしまったらどうすればいいの?
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た。
「全部ここにあるんじゃないのかよ!何で別にしてあんだよ!財宝の山を探し回ったのは無意味かよ!」
「す、すまん…マリアが、これには魔力が籠もっているからって言うから…別にしておいた」
「もっと早く言えよ…てか、もっと早く聞けよ、何探してるかを!」
「ま、まぁ…見つかった事だし…ほら!………ところで何なんだ、それ?」
「説明がめんどいから、今度ゆっくり説明する!じゃ!」
俺はゴールドオーブを受け取ると、一目散に引き返した。
途中、マリソルとすれ違い何か言おうとしていた様だが完璧に無視した。
今度来た時に謝らないと!
<天空城>
天空城(笑)へ戻ると一目散にプサンの元へ行き、ゴールドオーブを手渡した。
プサンはゴールドオーブをしげしげと観察すると、
「これはゴールドオーブではありません。偽物です!」
「あ゛?何言ってんの!?ビジョンで見たじゃん!その通りにラインハットにあったじゃん!」
お前が見せたんだぞコノヤロー!
「どうやら途中ですり替えられた様ですね。あまりにも良く出来た、魔力まで帯びている偽物だったので騙されました」
「ふっざけんなよ!じゃ、何処にあんだよ!」
何だったの?この無意味な時間は?
子供達、待ちくたびれて寝てんじゃん!
「リュカ。貴方がゴールドオーブを手に入れてから他に誰が触りましたか?多分、その人がすり替えたんです!」
「え〜と…あ!ビアンカ…は、触ってねーや………あぁ、フレアさんに渡した………いや!その前に、あの男が勝手に触りやがった!」
「きっと、その人でしょう!」
「あの野郎!フレアさんを奪っただけでなく、ゴールドオーブまで奪いやがったのか!」
「ちょっと!リュカ!フレアさんを奪うってどういう事?」
ドリスが何やら怖い顔でツッコンでくる。
「え!?いやぁ…ワ、ワスレテクダサイ。…ってか、今はそれどころじゃないでショ!」
狙ってました、なんて言えないでショ!
「で!プサン!あの男は何処へ行ったんですか?」
「それが…どうやら、あの人は別の次元から来たらしく…追う事が出来ません…多分、この世界にはゴールドオーブは無いのでしょう…」
何だよ別次元から来たって…
じゃぁ…何だったんだよ!
あんな胸くそ悪いビジョン見せやがって!
「じゃぁ、この城は水中城って事でいいですね!」
ちょいギレ気味で言い放つ。
「いえ…まだ方法はあります。エルフの女王に頼みます」
エルフの女王?
それって、もしかして…
「それはポワン様の事ですか?」
「リュカはエルフの女王に会って事があるのですか?」
やっぱり!
「以前に…」
「では、話が早い!この宝玉を持ってエルフの女王の元へ赴いて下さい」
「どうやって?」
「………以前に会ったのでは?
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