暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic37これからのナカジマ家〜Restart〜
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話じゃなくて、嬉しかったり楽しかったりした話を・・・。
「あの、ね。ゲンヤさん、ギンガ、スバル」
つい最近までの思い出話をし終えた時、お母さんがばつが悪そうに困り笑顔を浮かべた。あたしとギン姉とお父さんで顔を見合わせてると、お母さんは「相談があるの」って続けた。
「ノーヴェ達のこと・・・なんだけど」
「ノーヴェ?・・・っつうとあれか、ギンガやスバルと同じ・・・」
あたしとギン姉は、元はプライソンによってお母さんの遺伝情報を基に生み出された人間だ。だからあたし達は、お母さんの固有魔法のウイングロードが使える。ついこの間、すずかさんから聞いたけど、ノーヴェもお母さんの遺伝情報を基に生み出されたって。血の繋がりは無いけど、遺伝の繋がりはある。他の子たちとは遺伝の繋がりは無いけど、プライソンの手によって生み出されたっていう繋がりのある・・・姉妹。
「ノーヴェとディエチとウェンディ。あの3人を引き取ろうと思ってる」
「「えっ!?」」
あたしとギン姉は驚きの声を上げた。今出た3人と、セッテとオットーとディードは、お姉さんのチンク二尉たち第零技術部に戻るものだってずっと思ってたから。お父さんは「ほう」って腕を組んで唸るだけ。そしてチラッとあたしとギン姉を見てきた。
「俺ぁ構わないぜ? お前、洗脳されてる間の記憶もちゃんと残ってんだろ? その期間、そのノーヴェ達って娘っ子たちとの関係もあるだろうし。お前が引き取りてぇって言うほどだ。きっと良い娘っ子たちなんだろ」
お父さんは賛成派。別にあたしはノーヴェ達が嫌だってわけじゃないんだけど。これって第零技術部に黙って決めちゃって良いのかな〜。
「母さん。ノーヴェ達はチンク二尉たちの元へ帰るんじゃ・・・?」
「うんうん。せめてチンク二尉たちに話を通しておかないとまずいんじゃ?」
そろそろと手を上げてそう提案してみると、お母さんはソファから立ち上がると両手を腰に置いて仁王立ちをした。そして「既に了承済み!」ビシッと宣言したから、「えっ!?」また驚いた。まさかOKを出されてるなんて・・・。
「洗脳されていた間の記憶の中で私は、ノーヴェ達の母親だった。記憶が戻ったから、はい、そうですか、なんて突き放すことが出来ないの。ノーヴェ達も出来れば、ウチの子たちになりたいって言ってくれたし、ウーノ一尉たちも承諾してくれた。ギンガ、スバル。ダメかな・・・?」
あたしとギン姉は顔を見合わせた後にお母さんへと顔を向けて、ギン姉は「私も構いません。あの子たちとも仲良くなりたいですし」そう言って頷いて、あたしも「これでチーム・ナカジマの完成か〜」って腕を組んで頷く。チーム海鳴とかチーム八神家とか、結構羨ましいというか、幼馴染でチームを作ったりっていうのに憧れがあったから
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