第44話 脱走
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ようなサイズよ木の陰の下にもぞぞぞ、っと動く三つの塊があった。
それぞれグレー、赤、青を特徴とした髪の色をしていた。
体育座りでお互い向き合い、何かを話すでもなくただ俯いている三人の女の子。
「......」
「......」
流石のみんなもジト目で彼女らを見ていた。
誰も、何も言わずに。ただ、ただ今までの俺達の苦労はなんだったんだ、と思っていた。
「......はぁ」
赤い髪の子が溜息を零すと、まるで感染するかのように残りの2人も大きな溜息を零している。
「お前ら、なにしてんの?」
我慢ならず、俺は呆れた声で声をかける。
ピクリと反応した3人はゆっくりとこちらに振り向いて───
その表情はげっそりと、青ざめていた。
「助けて……ください」
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