ガンダムW
1702話
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の間にかシャドウミラーの参戦によってあっさりとこっちが有利になっていく。
そうなれば中東連合の方も黙ってはおらず、ヘビーアームズが次々にビームガトリングを撃ち、サンドロックがマグアナックを従えて全面攻勢に出る。
「ああ、しまったな」
デスサイズヘルが有人機の最後の1機を撃破したのを見て、思わず呟く。
どうせなら有人機を1機だけ残しておいて、その機体にMDを止めるように命令を出させればよかった。
まぁ、今更言っても仕方がないけど。
ただ、MDは命令がない限りは全く動きを止めないので、戦闘が終了するまでかなりの時間が掛かるだろう。
「デュオ、五飛、お前達も有人機を倒したのなら、MDの対処に移れ。数だけは多いからな」
『へいへい、分かってますよ』
『ふん』
そんな返事を聞きながら、ウイングバインダーを使ってMDに接近し、ビームサーベルで一閃する。
上半身と下半身に別れたトーラスの爆発をそのままに、近くにいる別のMDに左腕を……正確にはそこに装備されているシールドの先端が、トーラスのコックピットがある部分……MDシステムがある場所を叩き潰す。
次に両肩の部分にあるマシンキャノンで、こちらにトーラスカノンを向けようとしていたMDを撃破。
纏めて3機のMDを撃破すると、一旦その場から距離を取る。
次の瞬間、ウイングゼロがいた場所をトーラスカノンのビームが通りすぎる。
……そのビームの向かった先には中東連合の戦力がいたんだが、無事だろうな。
一瞬だけそちらを見ながら、次の瞬間には再びビームサーベルを振るって撃破する。
ツインバスターライフルは、威力は高いし攻撃範囲も非常に広い。
だが、広いからこそこうして敵味方が密集している時には使いにくくなる。
良くも悪くも、ウイングゼロというのは単独……もしくは少数精鋭の戦いに向いている機体なのだろう。
もっとも、ウイングゼロ最大の武器ツインバスターライフルを使わなくても、十分以上に高い攻撃力を持っている。
ゼロシステムのフレーム、ゼロフレームはビームの威力を上げるという意味ではかなりの高性能だ。
ガンダムの始祖とでも呼ぶべき機体なのだが、それでも現在のMSの中ではトップクラスの性能を持っている。
「綾子、中東連合を巻き込むなよ!」
『分かってるわよ。トールギスでの戦闘は殆ど経験がないけど、トーラスは長く使ってたんだから問題ないわ』
綾子の言葉は、自信に満ちている。
まぁ、今の綾子はデュオや五飛よりも高い操縦技術を持っているのだから当然か。
ただ、機体性能という意味ではトールギスはどうしても他の機体に比べると劣る。
HLVの開発も完了したし、トールギスの改修を頼むべきか……
ただ、資材の方がちょっと問題なんだ
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