暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1701話
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ないらしい。
 そんな風に考えながら、格納庫に入っていく。
 そして出撃した機体がそれぞれの場所に移動すると、すぐに整備員達が担当の機体に向かって移動する。
 ウイングゼロ、デスサイズヘル、アルトロンガンダム……その全てがそれぞれ初陣だったのを考えれば、当然だろう。
 そう考えると、白のベース色に戻ったトールギスは少し寂しいな。
 俺が乗っていた時と違うのは、あくまでも機体色だけだ。
 そうなれば、当然のように整備員達にとって興味のある機体という訳ではない。
 ……まぁ、元々ずっと俺が使っていた機体で、整備員達もトールギスについては十分に構造とか使われている技術とかを知っているんだろうし……その辺りは無理もない。

「アクセル代表、どうでしたか?」
「ああ、問題ない。十分に俺の機体に応えてくれる性能だったな」

 まさかトールギス以上ではあっても俺の本気の反応速度にはついてこられない……なんて言える筈もなく、話し掛けてきた整備員にそう返す。
 実際問題、W世界でこのウイングゼロ以上の機体と言えば……俺に思いつくのは、エピオンくらいしかない。
 そのエピオンにしても、ウイングゼロと互角ではあっても決して性能で勝っている訳ではない。
 そもそも、トレーズの趣味で射撃武器がないというのは痛い。
 ヒートロッドの射程はかなり長いが、それでもツインバスターライフルには及ばないし。

「そうですか、では機体のチェックを始めます」

 そう言う整備員に軽く声を掛け、俺はブリッジに向かうのだった。
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