ガンダムW
1701話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
最大の難点は、向こう側が攻撃をしてきた時に受ける被害だが……その辺りは、どうにかして対処して貰う必要があるだろう。
もっとも、連合軍も戦力は整ってきている。
財団連合は以前の戦いで戦力の多くを失っている以上、MDもそう数は多くない筈だし……ましてや、MDのシステムの方もマスターシステムとでも呼ぶべき物は既に失われている筈だ。
また、トレーズ派から受け取った情報や、こちらもまたトレーズ派から受け取った捕虜を尋問して、財団連合が用意してあるMDの生産システムがどこにあるのかという事は連合軍も知っており、順次そこに部隊を派遣して占領している。
どうしても戦力が少ない財団連合は、この先行動を縮小する必要が出てくるだろう。
ただ、問題なのは残党が連合軍ではなくて民間の船や……ましてやコロニーを襲わないかといったところか。
原作だと追い詰められたトレーズ派はコロニーを占領したりもした。
……結果として、それがトロワがガンダムチームに所属する理由となったのだが……それは今はいいだろう。
そんな事を考えながら宇宙を移動していると、やがてピースミリオンの姿が見えてくる。
ステルス機能がある為、財団連合の残党に攻撃される心配はしていなかったが、どうやら無事だったらしい。
まぁ、護衛としてトーラスに乗っているヒルデがいるしな。
ちなみにこのトーラス、当然ながら綾子のお下がりなんだが……綾子が乗っていた時と比べても、かなりデチューンされている。
当然だろう。半サーヴァントの綾子と、一般人よりはMSの操縦に才能があっても、所詮はその程度でしかないヒルデだ。
綾子に合わせてセッティングされたトーラスに乗ろうものなら、機体の反応が敏感で……下手をすればピースミリオンにぶつかって被害を出す、なんて可能性も考えられる。
そうならない為にどうするのかと言えば、ヒルデが急速に技量を上げるか……もしくは機体をデチューンしてヒルデに合わせるかだろう。
で、操縦技術なんてのはそう簡単に上がる訳ではない。
特に綾子レベルともなれば、それこそガンダムのパイロットレベルだ。……いや、今はデュオはもとより、五飛よりも腕は上だ。
そんな綾子の使っている機体を、ヒルデが使いこなせる筈はない。
まぁ、ビームサーベルを使えるようにしたのはそのままだから、それでも普通のトーラスより性能は上だろうが。
「こちらアクセルだ。財団連合の残党は殲滅した。着艦する」
『了解。ご苦労様、アクセル。他の人達も』
ウイングゼロの映像モニタに映ってそう言ったのは、ピースミリオンの艦長を務める凛。
元々頭がよく、要領もいい事もあって、サリィから教えられた艦の指示についてはもう殆ど問題がないレベルに達している。
ただし、例によって例の如
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ