空の王者、サルと会う
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YPIEA〉と名が書かれまるで雲のような描かれた海の上に浮かんでいる島の地図であった。名前からも、地図の見た目からも読み取れるかのようにそれは空島の地図だと思えるような一品だった。
「スカイピア……ってレウスさんこの地図ってまさか本当に……!?」
「こりゃルフィマジでお手柄か?」
「待ちなさいよ、落ち着きなさいよ。あくまで可能性が高まっただけよ、偽物の地図なんて世の中幾らでもあるんだから」
「ナ、ナミさんちょちょっと……」
現実的な意見を述べるナミだがビビは思わずもう少し言い方を考えてと伝えながら後ろを見るように促す、そこには空島はあるから行けると喜び勇んでいたルフィウソップチョッパーが絶望に打ちひしがれているような表情で落ち込んでいた。大慌てでそれを訂正しあるのだろうが行き方が解らないと言い換えた。
「行き方が解んないって言ってんのよ!!」
「レウスに連れて行って貰えばいいじゃねえか!!」
「だから場所が解らないって言ってんでしょうが!!」
「航海士だろ何とかしろよ!!」
「何とかなるもんとならないもんがあんの世の中!!」
「知るか!空に行くんだぁ!!」
平行線な船長と航海士の言い合いはナミの怒りの一撃によってルフィが物理的に黙らされた。だが現状として必要となってくるのは情報、これ一択である。巨大なガレオン船が行けたのだからこの船とて行く方法はきっとあるとナミは言うがまずはあの船にある筈の情報なんとしても引き出す必要がある。
「だけどナミちゃん、船は既に沈んでるんだぜ?」
「沈んだんならサルベージよ!!」
「マジか……!?」
沈没船の引き揚げ作業を指し示すサルベージ、だがあれだけ巨大な船をメリー号でサルベージを行うのは不可能。なのでウソップ特製の樽型潜水服を纏ったルフィ、ゾロ、サンジの三名を海底へと派遣し情報のみをサルベージする事となった。
「ルフィさん達気を付けてね……?」
「ビビちゅわん俺の事を心配してくれるんだね〜?その言葉だけでもう千人力だよ〜ん?」
「よぉ〜し降ろしていいぞ〜」
「ったく面倒だな」
ホースと繋がった潜水服を纏った三人が海へと降ろされて行く、潜水服には問題ないのかどんどん不覚へと三人は潜って行くがビビはどうにも不安そうに海面を見下ろしている。が直ぐにあの三人ならきっと大丈夫、と信じる姿勢へと変わった。そんな三人が海へと潜って行く中遠くからこちらへと迫ってくる学期と笛の音が聞こえてきた。周囲を見回して見ると船首にサルがついたガレオン船にも負けず劣らずの巨大な船が此方へと迫って来ていた。
「全体〜とまれっ!!」
『アイアイサ〜園長!!』
笛の音と共に響く男の声、それに合わせて静止する船はメリー号を見下ろすかのよう。そして姿を表したのはサルの
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