空の王者、サルと会う
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角、天候、気流、海流、あらゆる常識が通用しないこの海では記録指針が導く進路こそが信用出来る唯一の道標だと言うのにそれが壊れたということはまともな航海が出来なくなったと言う事に等しい。だがそれは違うとロビンがナミを嗜めた。
「より強い磁力によって記録が書き換えられたのよ航海士さん」
「ええっ!?より、強い磁力に……?」
「上に向いた記録指針を見ると、空島に記録を奪われたと言う事になるわね」
『空島ァ!?』
ロビンの発言に皆が仰天した、ナミは記録指針が壊れてのは無いかというがロビンはそれを疑うべきでは無くまずは頭の中の常識を疑い記録指針は絶対に信じなければならないと告げる。
「空に浮いているのよ、海が。そしてそこに島があるのよ」
「空に海が浮いてて島があるのか!?」
「よし直ぐ行こうぜ船長!」
「おう決まってるだろウソップ!!」
「「野郎共、上舵いっぱいだぁぁ!!」」
「どうやればその舵は出来んだよ」
と真っ当なツッコミをサンジが入れると二人は暫し顔を見合わせた後レウスへと顔を向けた。
「……おいまさか俺が船抱えて飛んで行けって言うのか」
「「おう!!!」」
「出来るかぁ!!!一体どんだけ高さにあるのかも解らない所になんぞ行けるかぁ!!」
と拒否されると二人はションボリしつつも浮かんでいるボロボロなガレオン船へと視線を向けるとキラキラと目を輝かせて探検してくる!とその船へと乗り込んでいってしまった。ロビンは船へと降ってきた棺桶をあけそこにあった骸骨を復元し情報を引き出した。
骸骨から得られた情報は骸骨となった人間は200年前に病に倒れた30代前半男の物、歯が確り残っている事からそれはサウスブルーの一部地域にてタールが塗りこまれる風習があるからと断定。そこから情報を繋ぎ合わせ船は208年前に出航した探検隊の船だと言う事が発覚した。最低でも200年余り、その船は空を彷徨っていた事が明らかとなった。
「凄い骨ってそんなに解っちゃうんだ……ミス・オ−ルサンデーじゃなくてロビン?」
「骨は喋る事は無いけど情報は持っているのよ、栄養状態や当時の状況も読み取れるの。探検隊の船なら情報や記録もあるはずだけど」
「確かに、でも船は沈んで……ってあんた達何やってんのよぉぉ!!!?」
振ってきた船の方へと目をやって見るとそこにあった筈の船は塔に海底へと沈んで行ったのか既に船の一部しか浮かんでおらず、しかも船へと探検に行ったルフィとウソップが溺れ掛けている光景だった。大急ぎでレウスが二人を引き上げ甲板へと連れて帰った。
「おい、皆ァ!!やったぞ、凄いもん手に入れたぞ!!これを見ろ!!」
ずぶ濡れになりながらもポケットに入れていた何かをルフィは皆に見えるように広げた、そこにあったのは<SK
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