ガンダムW
1700話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
なくてエンデュミオンの鷹、ムウ・ラ・フラガだったけど、とにかくあの戦いで財団派はそれなりに大きな被害を受けた。
だが、それでもまだ懲りてはいなかったらしく、つい昨日再び中東連合と財団派の間で戦闘が行われたのだ。
その結果は、言うまでもなく中東連合の勝利。
そもそも、幾ら地球でトーラスを使えるようにしたからといって、ガンダムに対処出来る訳がないのだ。
ヘビーアームズは文字通り動く武器庫とでも呼ぶような機体だし、サンドロックは機体性能という意味ではガンダムの中で一番低いが、元々がマグアナック隊との連携を前提とした機体だ。
サンドロックの指示に従って動くマグアナックの攻撃は、トーラスを容易に……って程簡単ではないだろうが、ともあれ倒す事が出来る。
これがビルゴだったらバリアのせいでどうにもならなかったんだろうが、この歴史ではガンダムの開発者達はOZに捕まっていない。
いや、ドクターJとH教授はまだどこにいるのか分かっていないので、もしかしたら……本当にもしかしたら捕まっている可能性というのは皆無ではないだろうが。
それでも、今のところビルゴが出てくる様子はない。
正直なところ、以前連合軍にはレーザー兵器の開発をするように言ったのが、思い切り無駄になりそうな感じがするんだが。
「財団派、か。それだけ追い詰められてるって事かね? 宇宙でもトレーズ派とエンデュミオンの鷹に負けてしまったし」
「だろうな。それに比べると、同じOZでもトレーズ派の方はかなり有利に戦いを進めている」
セプテムとの交渉を終えた宇宙のトレーズ派は、既に地球に降下している。
トレーズの1人娘のマリーメイアも、今頃は地球にいる筈だ。
まぁ、トレーズの下にいるのかどうかは分からないが。
そもそも、トレーズがどこにいるのかも不明なのだから。
原作ではルクセンブルク基地にいたし、その事はそれなりに広まっていた。
だが、この歴史ではそもそもルクセンブルク基地は一度OZに占領されたものの、既に連合軍が奪い返している。
また、トレーズがどこにいるのかというのも、財団派が厳しい情報統制を敷いていた。
原作と違ってOZの勢力が弱く、しかもトレーズ派と財団派の2つに別れているというのもあって、トレーズの居場所はそう簡単に公には出来ないのだろう。
今の状況でトレーズ派がトレーズを奪い返したりしようものなら、それこそ財団派はどうしようもなくなる。
……まぁ、トレーズが救い出されたからといって、トレーズ派を率いるかどうかは分からないが。
「トレーズ派が? ……ああ、サンクキングダムか」
デュオが思い出したかのように呟く。
トレーズ派が打った手は、サンクキングダムとの友好関係を築く事。
騎士道らしい正々堂々とした戦いを
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ