ガンダムW
1700話
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今回の降下シャトル用に新たに設計した訳ではなく、デスサイズヘルを開発する途中で生み出されたものか。
……デスサイズヘルに改修するのに、微妙に時間が掛かってると思ったら、そんな事をしてたのか。
原作に比べると、科学者の数は少ないが資材と時間だけはたっぷりとあった。
そう考えれば、余裕があると思っていたんだが……
だとすれば、もしかしたらこの世界のデスサイズヘルは原作よりもステルス性能が高くなっている可能性もあるな。ともあれ……
「降下シャトルにステルス性能が付くというのは、こっちとしても問題はない。寧ろ大歓迎だ」
結局、こうなる。
ウイングゼロ、トールギス、デスサイズヘル、アルトロンガンダム……こんな強力なMSが、戦闘中にいきなり死角となっている上空から……それもステルスを使って見つからないように降下してくるのだ。
敵にとって、これ以上嫌な行為もないだろう。
いきなり敵の本拠地のど真ん中とかに姿を現したシャドウミラー……うん、その場で降伏してもおかしくはない。
特に今のシャドウミラーには、コロニーすら一撃で破壊出来るだけの威力を持つツインバスターライフルという武器があるのだから。
「ふむ、どうやら喜んで貰えたようじゃの」
プロフェッサーGが俺の様子を見て満足そうに呟くと、そのまま下がっていく。
「武器はどんな感じなんだ?」
デュオのそんな言葉に、ハワードは小さく頷き口を開く。
「明確な武器は、マシンキャノンくらいじゃ。ただ、煙幕を発生させるミサイルは用意してある。……本来ならビームライフルくらいは装備させたかったのじゃが、機体バランスを考えると難しくてな」
「いや、それで構わないさ」
ハワードの言葉に、そう返す。
そもそも、これはあくまでも降下シャトルでしかない。
何かあった時の為にマシンキャノンがあれば、十分だろう。
寧ろブースターがあって、ステルス性能があって、ガンダニュウム合金による高い防御力があって……その上、更に強力な武器まであれば、それはもう降下ポッドではない。
分類上この世界にあるのかどうかは分からないが、それは既にMAと呼んだ方が正しいような気がする。
まぁ、そのMAも世界によって定義が違うんだが。
ああ、でも今のところシャドウミラーが行ってるガンダム世界はW世界以外だとSEED世界だし、MAの基準はそっちでいいのか。
……そうなると、戦闘機もMAに分類されるんだけどな。
「では、これで実際に作り始めても構わんか?」
「ああ」
こうして、見かけはHLVに追加ブースターをセットしたといった形の降下ポッドは、実際に作られ始めた。
幸いと言うべきか、今回の建造にはそこまで……ウイングゼロの時のように長時間掛かったり
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