アルバーナに向けて
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なんて1人もいないんだから!!ね、お兄ちゃん!!」
ナミの問いかけに俺は黙っている。
ナミ「お兄ちゃん?」
ユウ「…言っちゃ悪いが、ルフィは負ける」
『!!?』
俺の言葉に、全員が驚きの表情になる。
ナミ「な、なんで」
ウソップ「そうだよ!なんでルフィの奴が負けるって言うんだよ!!」
ユウ「ルフィの奴が、覇気を習得してないからだ」
ビビ「覇気?」
そっか。全員覇気なんて知らないか。俺は白ひげさんの船にいたから取得できたんだけど…
ユウ「覇気ってのは、悪魔の実で自然系に唯一対抗できるものだ。クロコダイルの奴は砂人間だ。普通の人間が砂に攻撃してダメージを与えられるか?」
サンジ「無理…だな」
ユウ「そうだ。自然系の能力者には武装色の覇気で対抗するんだ。こんな感じにな」
俺は腕を覇気で黒くして皆に見せる。
ナミ「それじゃあ…」
ルフィ「残念だが、今のルフィにはクロコダイルに対抗する手段は何もない。自然系に対抗するには、覇気を取得するか、相手の弱点になる物で攻撃するかだ。今回の場合、クロコダイルは砂だ。なら、弱点は水だ」
ゾロ「おい、水なんてあいつ持ってなかったぞ!!」
ユウ「そうだ。だから俺はあの時カードを使って、俺とルフィを入れ替えようとしたんだが…」
ナミ「先にルフィに言われて止めたって訳ね」
ユウ「そういうことだ」
その言葉に、全員は黙ってしまう。
ユウ「だが幸い、ロビンも一緒にいた。勝てる事はないが上手くしてルフィをアルバーナに連れて来てくれるはずだ」
ナミ「ちょっと待って!なんで敵のあいつがルフィの事を助けるのよ」
そう言えばまだビビ以外には説明してなかったな。俺はあの時起きた事を全員に話した。それを聞いた一同は安心していた。ま、サンジだけは目をハートにしてたが。
ナミ「…なるほど」
ナミとレモーネはビビから話を聞いていた。…ちょっと待て、なんだか嫌な予感がするんだが。恐る恐る振り返ると、あの時のビビと同じ様に物凄いオーラを出していた。ウソップとチョッパーはお互い抱き合いガタガタ震えていた。ゾロやサンジですら冷や汗を流している。ってお前ら、俺から距離を取るな!!1人にするな!!!
ナミ「お兄ちゃん…」
ユウ「な、なんでしょうかナミさん」
余りの恐怖に、俺は敬語で話していた。
レモーネ「ちょっと話を聞かせてもらおうかしら?私達三人に」
レモーネさん!?いつの間に覇王色の覇気を取得したのですか!?いや、お前だけじゃない。ナミやビビまでも!!?俺死ぬ!死んじゃいます!!見ろよ!ウソップの奴気絶したぞ!!チョッパーは動物の勘が働きガードポイントになってるし!!
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