暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第4章:日常と非日常
第105話「夏祭り」
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「ご苦労様だなアリシア。」

「うん!」

 さらに数時間後。丁度3時くらいにアリシアは宿題を終わらせる。
 途中、精神がすり減りそうになっていたが、何とかなったみたいだ。

「こ、こっちも何とか終了や...。」

「...教える方も疲れたわ。」

 そして、なのは達の方も終わる。
 アリサ達もだいぶ疲弊しているようだ。

「ふぅ...これで心置きなく夏祭りに行ける...。」

「そうだね!」

 一息つき、そう呟く織崎になのはが元気よく返事する。
 疲れ切ったのは確かだが、それよりも夏祭りを堪能できる事の方が大きいようだ。

「あの...。」

「ん?どうしたんやリイン?」

 おずおずとはやてに何か言おうとするリイン。

「リインも夏祭りに行ってみたいですぅ...。」

「...あっ...。」

 そう言われて、はやてはある事を失念していた事に気づく。
 このままでは、リインは夏祭りに行けないと。

「変身魔法を使えばいいんじゃないか?」

「そ、その手があったわ!」

 というか、形態変化とかの機能を組み込まなくても、変身魔法で代用できるだろう...。
 まぁ、ユーノと違って滅茶苦茶燃費は悪くなりそうだが。

「とりあえず....こんな感じか?」

「用意周到だね優輝...。」

 適当に作り上げた術式をリインに掛ける。
 変身魔法は自身に使うものだが、その術式を少し変えれば他人に掛けれるしな。
 そして、魔法が掛かったリインは見事にヴィータぐらいにまで大きくなる。

「ふわぁ...ありがとうございます優輝さん!」

「これぐらいお安い御用さ。...と言っても、明日までずっとそのままな訳にはいかないから、また明日な。」

「あー....。」

 すぐに魔法を解くと、リインは残念そうな声を上げながら元の大きさに戻る。
 変身自体は何の問題もないし、何かの拍子に変身が解けないようにしておくか。
 魔力の供給も今は僕が直接やっていたが、当日は魔力結晶からにしておこう。

「よし、問題も片付いたし、明日は各自集合や!」

「「おーっ!」」

 はやての言葉に、なのはとアリシアが元気よく返事する。
 ...何気に、二人は楽しみしていて、尚且つ宿題に苦労してたしな。

 そういう訳で、その後僕らはそれぞれ自宅に帰り、明日の準備をする。
 ...夏祭りに来ていく浴衣、出しておかなくちゃな。







「おー、賑わってるなー。」

 翌日の夕方。僕らは夏祭りの会場に来た。
 会場は、八束神社前の道路を使っており、結構規模も大きい。
 後、先にはやての家に行き、リインに件の変身魔法を掛けてきた。
 もちろん、
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