第4章:日常と非日常
第105話「夏祭り」
[4/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「ご苦労様だなアリシア。」
「うん!」
さらに数時間後。丁度3時くらいにアリシアは宿題を終わらせる。
途中、精神がすり減りそうになっていたが、何とかなったみたいだ。
「こ、こっちも何とか終了や...。」
「...教える方も疲れたわ。」
そして、なのは達の方も終わる。
アリサ達もだいぶ疲弊しているようだ。
「ふぅ...これで心置きなく夏祭りに行ける...。」
「そうだね!」
一息つき、そう呟く織崎になのはが元気よく返事する。
疲れ切ったのは確かだが、それよりも夏祭りを堪能できる事の方が大きいようだ。
「あの...。」
「ん?どうしたんやリイン?」
おずおずとはやてに何か言おうとするリイン。
「リインも夏祭りに行ってみたいですぅ...。」
「...あっ...。」
そう言われて、はやてはある事を失念していた事に気づく。
このままでは、リインは夏祭りに行けないと。
「変身魔法を使えばいいんじゃないか?」
「そ、その手があったわ!」
というか、形態変化とかの機能を組み込まなくても、変身魔法で代用できるだろう...。
まぁ、ユーノと違って滅茶苦茶燃費は悪くなりそうだが。
「とりあえず....こんな感じか?」
「用意周到だね優輝...。」
適当に作り上げた術式をリインに掛ける。
変身魔法は自身に使うものだが、その術式を少し変えれば他人に掛けれるしな。
そして、魔法が掛かったリインは見事にヴィータぐらいにまで大きくなる。
「ふわぁ...ありがとうございます優輝さん!」
「これぐらいお安い御用さ。...と言っても、明日までずっとそのままな訳にはいかないから、また明日な。」
「あー....。」
すぐに魔法を解くと、リインは残念そうな声を上げながら元の大きさに戻る。
変身自体は何の問題もないし、何かの拍子に変身が解けないようにしておくか。
魔力の供給も今は僕が直接やっていたが、当日は魔力結晶からにしておこう。
「よし、問題も片付いたし、明日は各自集合や!」
「「おーっ!」」
はやての言葉に、なのはとアリシアが元気よく返事する。
...何気に、二人は楽しみしていて、尚且つ宿題に苦労してたしな。
そういう訳で、その後僕らはそれぞれ自宅に帰り、明日の準備をする。
...夏祭りに来ていく浴衣、出しておかなくちゃな。
「おー、賑わってるなー。」
翌日の夕方。僕らは夏祭りの会場に来た。
会場は、八束神社前の道路を使っており、結構規模も大きい。
後、先にはやての家に行き、リインに件の変身魔法を掛けてきた。
もちろん、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ