暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第4章:日常と非日常
第105話「夏祭り」
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んだろう。」

 何気に、リインははやての事はちゃん付けで呼ぶんだな。
 同じアインスさんは主って呼ぶのに。
 まぁ、ヴィータやシャマルさんも名前で呼んでるけどさ。

「優輝君はやらないの?」

「ん?僕は...まぁ、終わらせておいたからな。司は残ってたのか。」

「うん。早め早めにやってたけど、終らせ切れてなくて...。」

 司、奏、アリサ、すずかも自分の分がある。
 まぁ、この四人は自分のペースでしっかりやってたから問題ないだろう。
 ...フェイトも真面目だから国語と英語以外は大丈夫そうだな。

「仕方ない...また教える側か...。」

「かやちゃんとあたしも手伝えたら手伝うよ。」

「助かる。」

 いやまぁ、それを承知でここに来たんだけどさ。
 さて...一番時間がかかりそうなのは...アリシアか。

「ぐでー....。」

「...開始早々ぐったりするなよ...。」

「だってー...皆と違って私だけ難しいしー...。」

 確かに、私立聖祥大附属中学校は、そこらの中学校より難しい。
 それも相まって、宿題も難しいのだろう。
 ちなみに、私立聖祥大附属は、小・中・高と一貫となっている。

「ふむ....。」

「さすがに優輝にも....。」

「...ここの文法はこうだな。」

「.....えっ。」

 パラパラとテキストをめくり、解き方を教える。
 ...まぁ、これでも前世は社会人。おまけに今世でも勉強は怠っていない。
 大学ぐらいまでの問題くらい、解けない事はないだろう。専門知識を除いて。

「...嘘...。」

「はい、驚いてないで次。これを機にある程度克服しろ。」

「...また年下に教えられてる...。」

 ...別の理由でぐったりしやがった...。

「....ちゃんと取り組んだら、ご褒美にマッサージしてやる。」

「えっ...ってならないよ!?翠屋のシュークリームならまだしも!」

 その割には少し期待した表情になっていた気が...。

「じゃあ、ちゃんとやらなければ椿によるスパルタ霊術特訓だ。」

「頑張りますっ!」

 よし、どんどん行くか。なのは達は他の皆に任せればいいだろう。





「ふひゅ〜....。」

「まぁ、このペースならいけるだろう...。」

 数時間後、昼休憩になる。
 頭を使うので、合間合間に飲み物や甘いお菓子を用意したが...死屍累々だな。
 元々ちゃんとやってた四人はともかく、必死勢が燃え尽きてる。
 ちなみに、お菓子や飲み物は、事前に皆で担当を分けて準備しておいた。
 飲み物ははやて、お菓子とかはアリサ達が...と言った感じでな。


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