0040話『ガングート着任と提督達の思惑』
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にかこれから始めようという裏があるのではないかという考えで静観を決め込む提督も何人もいた。
そしてもっとも悪い部類に入るブラック鎮守府の提督は、自分達を差し置いて褒美を賜わった榛名提督に対して苦手意識を向けていて、これからどうしてくれようかという愚にもつかない事を考えていた。
…様々な提督達の思惑がなされる中でも大本営に逆らうわけにはいかないので表面上は各提督達は静観をする。
そして久保提督と柳葉大将もまた電話で話し合いをしていた。
「柳葉大将。今回の榛名提督の功績は凄いものがあります。
ですがそれによって色々な提督もまた動き出すと思いますが…」
『そうだな。儂もそこを懸念している。あまり榛名提督を危険な目には合わせたくない。
大本営からももしもの時は榛名提督を守ってくれという通達を受けている』
「そうなのですか」
『儂も今回の作戦に参加して攻略はできたのだが榛名提督には及ばないだろう。
しかしだからと言ってそれで榛名提督に対して嫌な感情は浮かばん。むしろこの国のために頑張ってくれているのだから好意的に見れるよ』
「そうですね」
『だが、儂のようなものばかりではない。今回の件で榛名提督の名はだいたいに知れ渡っただろう。
ゆえに悪しき感情を向けるものも少なからず出てくるのは考えておいた方がいい』
「…私にももう少し力があれば榛名提督の手助けをできるのですが」
それで久保提督は落ち込む。
『まぁそう言うな。久保少佐は久保少佐のペースでこれから頑張っていけばいいのだから』
「はい…」
『とにかくもし榛名提督関連でなにかあったら儂にもすぐに知らせてくれ。最悪の事態を防ぐためにな』
「わかりました。これからも榛名提督の鎮守府と連携して頑張らせてもらいます」
『うむ。それではな』
それで柳葉大将との通信を切る久保提督。
「よし…私ももっと頑張ろう!」
久保提督は気合を入れて私も頑張っていこうという気持ちになっていた。
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