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英雄伝説〜灰の軌跡〜
外伝〜メンフィル・エレボニア戦争の和解調印式〜 第1話
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の身柄をメンフィル帝国に引き渡す事



2、アルフィン・ライゼ・アルノール皇女はメンフィル帝国が指定する人物に嫁ぐ事



3、クロイツェン州全土とラマール州全土、残りの”四大名門”の本拠地、そしてノルティア州とサザーラント州からはメンフィル帝国が指定する領地の統治権、”ザクセン鉄鉱山”の所有権をメンフィル帝国に贈与する事



4、メンフィル帝国に贈与した元エレボニア帝国領地に住んでいる貴族達は”アルゼイド子爵家”のような貴族連合軍に加担していない貴族以外は全てメンフィル帝国への帰属を許さない。よって贈与された元エレボニア帝国領内に引き続き住むのであればメンフィル帝国は爵位を剥奪して”平民”に落とし、貴族としての”爵位”を維持し続けたい場合はエレボニア帝国が引き取り、エレボニア帝国領内に住まわせる事



5、エレボニア帝国内戦の終結方法をメンフィル帝国に委任する事。また、リィン・シュバルツァーに適した”騎神”を見つけた際はリィン・シュバルツァーに贈与する事を認める事



6、”百日戦役”の”真実”―――――”ハーメルの惨劇”を世界中に公表する事





なお、第一、二、三、六条の実行までの猶予期間はエレボニア帝国内戦終結から1ヵ月以内とする。万が一、内戦終結から1ヵ月以内に行わなければメンフィル帝国は強制執行をする





「こ、この条約は……!?」

「予想はしていましたが………この条約を全て実行すれば、エレボニア帝国は内戦が終結しても再び混乱に陥る事になるでしょうね………」

条約内容を読み終えたカラント大司教が驚いている中エルナンは重々しい様子を纏って推測を口にし

「何だ、この滅茶苦茶な内容の条約は!?―――シルヴァン皇帝陛下!確かに今回の貴国との戦争に対する全面的な非は我が国にありますが、幾ら何でも理不尽すぎではございませんか!?」

「”中立の立場”としても言わせて頂きますが………―――シルヴァン陛下。この条約内容のどこが”和解条約”なのですか?この条約内容ではエレボニア帝国がメンフィル帝国に隷属したも同然の内容と思われるのですが。」

ダヴィル大使は厳しい表情で声を上げた後シルヴァンに反論し、ダヴィル大使に続くようにアリシア女王は厳しい表情でシルヴァンに指摘した。

「フッ、”理不尽”?先に言っておくが、これでも父上達の口添えによって相当”譲歩”し、この条約内容になったのだが?」

「それに確かに条約内容でエレボニアの領地をメンフィルに贈与する内容がありますが、”エレボニア帝国自身の統治権並びに治安維持権”は要求しておりませんから、”隷属したも同然の内容”という女王陛下のお言葉は間違っていますわ。」

二人の指摘に対して
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