旧校舎のディアボロス
アーシア救出 前編
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時に大きな黒い弓と普通の剣を顕現させ、弦につがえ引き絞り狙い撃つ。
「あっぶな!」
ゴスロリ素早く上昇し、ボディコンスーツを来た女が魔方陣で防御しドーナシークは光の槍で打ち落としていた。これぐらい避けてもらわなきゃね。
「このー、生意気!」
逆上したゴスロリが光の槍が投げつけてきた。横に飛びのいて回避し再び矢を飛ばし、途中で壊れた幻想で爆発させる。
「キャッ!?」
「ムッ!」
「小ざかしいことを!!」
爆発を免れた三人。少しは警戒した様で距離を取った。
「やるな・・・少し見くびりすぎたか?」
「関心してる場合じゃないわよカラワーナ! あいつのせいでお洋服が汚れちゃったじゃない! これ結構気に入ってたのに!」
「胸が残念なガキんちょにはいい格好だぜ」
「んなッ!? 何ですって!」
俺がそういうと一瞬呆けた後、すぐに顔を怒りで真っ赤にして、光りの槍を手に顕現させ飛びかかってくるのを、ドーナシークが止めた。
「まてミッテルト」
「放してドーナシーク、アイツ殺さなきゃあたしの気が治まんないの!」
「それは勝手だが、貴様一人で勝てると思っているのか?」
反論はせず俺を睨みつけてくる。おー、怖い怖い。
フザケタ感じはここまでにしておいて、質問を投げかける。
「聞きたいことがある。お前らはなぜアーシアを狙う?」
「なぜ? ハッ! 分かりきったこと。あれはレイナーレ様の計画のために拾ったに過ぎない。それだけだ」
カラワーナが鼻で笑い、話し出しミッテルトとドーナシークも続いた。
「あの子聖母の微笑≪トワイライト・ヒーリング≫を利用するためだけに、我々の組織に入れたのだ」
「そして、儀式が上手くいけばレイナーレ姉さまは至高の堕天使になれる。あたしたちには地位向上を約束してね」
やはり、コイツ等の狙いは神器か。ホントくだらねぇことをしでかすな。そしてこいつらは三人は余裕ぶっている生か、ベラベラと話し出す。いい加減殺してもいいかな?
途中、ミッテルトが何か思いついたように笑みを浮かべ話し出す。
「そうだ! ねぇ、神器が抜かれた人間がどうなるか知ってる?」
・・・確か。
「神器を抜かれたものは死んじゃうんだよー!」
ミッテルトは可笑しそうに笑い声を上げると二人も笑った。
「人が死ぬのが、そんなに可笑しいのか?」
「アッハハハ! だってそうでしょう? 協会で聖女と思ってた子が実は悪魔を治せる魔女でしたーなんて、最っ高にバカみたいな話じゃない! ハハハハハッ! それにあのバカ女、協会に見捨てられたからといっていまだに主のご加護があるって信じきってる生粋のバカシスターよ」
「フフフフ! やめろミッテル
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