課外授業のデイウォーカー
最終段階開始前×作戦会議
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で住民避難させるように。
CB側は知っていても悪魔側には知らん情報だし、俺らからよりもエルメから言った方が良いと思い無言になる。
「・・・・間もなくマリウス・ツェペシュ一派は、聖杯を用いた一連の行動を最終段階に移行すると密告がありました。ですが織斑様達はもう知っていたようですわね」
「最終段階ってまさかっ!」
「そのまさかだ、アザゼル。俺らの通信機からも同じ報告があったし、ヴァレリー・ツェペシュから聖杯抜き出す動きがあったと。ここを完全制圧して聖杯の力を高め、この城下町の住民を全て作り替える計画を発動したんだと。だが密告前から動きがあるらしいから住民の避難誘導させてるし、ここら一帯に偵察機ばら撒いてるから知っていて同然なのさ」
「織斑様には何時も驚かせますね、私達が掴んだ先の先をお読みするとは。それにしても住民の避難誘導させてたと言うのは初耳ですが、どうやら城下町に住民の気配を幻術により居させるようにしたようですか」
アザゼルもエルメも驚愕してるけど、CB側は冷静に報告を聞いていたので問題無し。それとこれは俺だけが知ってるけど、黒の駒は最新にしたのかアイツが使う無効化を無効するんだと。治安維持部隊も武器確認して、吸血鬼がドラゴンになって襲い掛かるかはまだこれからだと思う。するとアザゼルが顎に手をやり考えていた。
「聖杯の事は予想できたが・・・・住民を全員弱点のない吸血鬼にしちまうのか。それは既に吸血鬼と呼べる存在なのか?」
「悍ましい限りです。聖杯の力で吸血鬼の特性を持った他生物に変える気なのですから。我々町に侵入したカーミラの者は、もうすぐツェペシュ派の政府側と共に反政府派の打倒を開始するつもりです。一応こちら側に裏切り者がいた場合を想定し、CB側に協力要請しておきましたから」
まあアザゼルの疑問に俺達もそう思う、弱点が無くなった存在は吸血鬼とは呼べない存在だと。想定内のクーデター鎮圧開始するらしいし、我々側への支援要請も助言によって今に至る。吸血鬼側に裏切り者が出るかもしれんが、カーミラもツェペシュも裏切り者は居ないと言ってたけど保険として配置させたから。
「・・・・聖杯を抜き出したらヴァレリーは」
「間違いなく死ぬな、奴らは最初から聖杯の成長、研究が進めばヴァレリーから抜き出す気満々だろうよ。所有者が死ねば神滅具は次の宿主の元に行ってしまう。そうならないよう神器を抜き出し、手元に置けば損失の心配しないで使える」
ハッキリと断言した俺であるが、今のギャスパーなら現実を受け入れる。それに『解放』と聞いて違和感あった者は、ギャスパーも一緒に日本へ行ける事も嘘偽り満載だと考えてた。バロールの力について何時使うかはあちら側の動きによってかな。
「もう時間もない、解放という儀式の前にヴァ
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