空の王者、宴と風呂を楽しむ
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ガラム、まあイガラムにとってビビは守るべき対象であり仕える王家の姫であるのだから当然ともいえるが。
「おいレウスお前だって見てえだろ!」
「見たいって何を…?」
「決まってるだろ、ナミさんとビビちゃんの、むふふふな姿だよ」
ニヤけた顔で答えるサンジは純粋に風呂を楽しんでいるレウスにそう言う、一瞬何を言っているのか理解出来なかったが次の瞬間理解してしまったのか一瞬で顔を真っ赤にしクラクラしながら鼻から出てしまった鼻血を必死に止めようと鼻を押さえる。
「お前だってみてぇだろ……?広がるパラダイスを。普段服に隠れている抜群のスタイルが成す宝石みたいな光景を……!!!」
「―――ッ!!!」
力説するサンジに気押されされながらも必死に鼻を押さえながらブンブンと首を横に振る。見たくない訳ではないが改善されつつあるが未だに女性に対する免疫が薄い彼にとってそれは刺激が強すぎる領域、興奮を抑えながら意識を保ちある事でハッキリと否定の意思を持つ。
「やめとく……ナミちゃんなら金取りそうだから……」
「確かにあの女ならやりかねねえな……だけど流石に国王のおっさんが認める訳が」
「あの壁の向こうだ!!」
「国王この野郎ォォォォォオオ!!!」
「「おいおい……」」
思わずゾロとレウスは突っ込みを入れてしまった。ナミもいるがそれ以上に自分の娘まで居るのに覗きを推奨する国王に呆れさえ出てきてしまった。結局そのまま二人を覗いて壁を越えて覗きをするが……
「一人10万ベリーよ。幸せパンチ?」
『ぐはぁっ!!』
「ナミさん!?」
ナミの声と共に覗いた男性人は一斉に鼻血を拭き落ちてきた、どうやらナミが自分から裸を見せたようだ。しっかりと金を取ると宣言をした上で……それを見たレウスは心から覗かなくて良かったと安堵してしまう、するとコブラが鼻血を垂らしながら礼を述べた。思わず全員からエロ親父と言われてしまうとそっちではない!と怒りながら国をだよっと訂正しその場で座りこみ頭を下げた。
「おいおいアンタ、良いのか国王がそんな事して」
「コ、コブラ様いけませんこれは大事件ですぞ!?王が人に頭を下げるなど……!!」
「イガラムよ、権威とは衣の上から着るものだ。だが此処は風呂場、裸の王など居るものか」
一国の王がそんな事をしてはいけないというイガラムをコブラはそう制止する。だがコブラは頭を下げ続ける、王と言う権威は衣を纏った姿でこそ発揮される物。今のコブラは裸、即ち王では無いと言う。
「私は一人の父として、此処に住む民として心から礼を言いたい。どうもありがとう、本当に有難う!」
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