空の王者、宴と風呂を楽しむ
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
!食べなきゃ損だわこれ!」
「おい酒頼むぜ!!」
「これもうんめえぞレウス!!」
「おおっ本当だな」
「おいチョッパー慌てんなって」
「最高だなこりゃ!!」
宮殿の大食堂にて始まった麦わらの一味へのお礼の意味を兼ねた大会食。王族の宮殿とあって周囲には兵士達が鎮座し見守りその中で静かに、気品ある食事が行われる筈だが海賊にそんな物は無い。豪快に、荒々しく、粗暴に食事をしていく風景に周囲の兵士達は思わず呆気に取られてしまっている。次々と平らげられていく食事に補給を行われるようにテラコッタ給仕長を筆頭にした給仕チームが作った料理がどんどん運ばれては完食されていく様は圧巻である。
「早く食えなくなるぞってああっ!?」
「おいルフィ今俺の皿から取ったろぉ!?」
「飛ばすなアホォ!!」
「お〜い水を頼む喉を詰まらせた奴がいる!!」
ギャアギャアと騒がしく笑い声と抗議の声が飛び交う麦わらの一味としては最早当たり前となりつつある食卓は異質な物であった。共に旅をし既に慣れ当然のように受け入れられているビビは笑っている、次第に宴会芸なども始まり更に騒がしくなっていくと周囲の兵士達も大声で笑い雰囲気に飲まれていた。気付けば王やイガラム、チャカにペルまで爆笑する宴へとなっていた。
「レウスさん、楽しいですよねこうやってわいわい食べるのって!」
「全くだ!!」
こうしてアルバーナ宮殿始まって以来の大宴会は騒がしくも楽しく開催されたのであった。
会食という名の宴会が終了すると皆風呂に入るためにコブラ案内の元浴場へと通されたがそこはとても広くゴージャスな大浴場であった。黄金のライオンが湯を注ぎ湯船は湯で満たされていた。その大きさの豪華さに皆のテンションは上がっていく。ルフィとウソップは先に入ろうと競うが途中石鹸を踏ん付けてそこら中を滑りまわってから湯船へと入って行った。
「会食は実に楽しかったよ、時期が時期だけに清楚に済ますつもりだったが君達に掛かればなんでも宴に変わってしまうようだな」
「ははっ海賊にマナーは必要ありませんからね。面食らったんじゃないですか?」
「確かにな。だがそれ以上に愉快だった、あれ程騒がしくても楽しい食事も初めてだったかもしれん」
コブラと話をしつつ身体を洗い湯船へと身体を沈めると悪魔の実の能力者ゆえか身体から力が抜けてしまう、湯船で溺れるというのは笑い話にもならないので壁に寄り掛かるようにしながら気持ちが良い湯船を楽しむ事にした。隣に身体を沈めるゾロも気持ち良さそうに声を出す。
「んで女湯はどっちだ?」
「あほか言える訳無かろうビビ様も居るのだぞ!!?」
「ケチケチすんなって!!男なら解るだろ?」
まるで修学旅行に来ている学生のような事を良い出すサンジとそれを決していわないイ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ