空の王者、宴と風呂を楽しむ
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がら大声で良く寝たなぁ〜!!と気持ち良さそうな声を上げる。
「帽子、俺の帽子は!?あっ腹減ったな〜朝飯!帽子は!?朝飯帽子は!?」
「ったく起きた傍から糞煩くて騒がしいなてめぇは、それに今は夕方だ。帽子なら隣だぞ」
「ルフィさん良かった元気になって!熱とかもあって心配してたんですよ」
「そなのか?んじゃ看病ありがとな!」
起きて早々に騒がしくしている船長だがルフィだと思うと不思議と納得してしまうのが彼の魅力でもあるのかもしれない。そんな中にトレーニングから帰って来たゾロに挨拶するが久しぶりと言ってしまった自分に違和感を覚えた、何故久しぶりなのかと思わず首を傾げてしまった。
「まっ三日も寝てたんだしな、そうなるな」
「三日も寝てたのか俺!?十五食も食い損ねてるじゃねえか!?」
「なんで一日辺り五食なのよ!?」
「ルフィだからな……」
「失礼するよ〜!船長さんが起きたって?もう直ぐ夕食だから待っててくれないかい?」
ルフィが今まで眠っていたために食べ損なってしまった食事の事でショックを受けている中、扉を開けてウィスキーピークで別れこの国の反乱を止める為の証人となったイガラムにそっくりすぎる女性が後ろに大量のフルーツを乗せたカーゴを引き連れて入ってきた。
「イ、イガラムさん!?な、何故!?」
「レウスさん違うのよ。彼女はテラコッタさん、イガラムの奥さんでこの宮殿の給仕長なのよ」
「ビビ様と夫が世話になったね、腕によりを掛けてご馳走を作らせて貰うつもりだよ」
「……似た者の夫婦にも程があるだろこれ」
「同感だ……」
イガラムの女装に付いて知っているゾロは思わずそう思ってしまった、顔もさる事ながら髪型や体格まで似通っている。ここまで似た夫婦だと最早言葉すら失う。
「夕食までの繋ぎとして果物でも摘んででくれるかい?」
「ええでもこんな沢山……」
「解った」
手を伸ばそうとした果物の山、それが瞬時にして消えた。その犯人は勿論ルフィである、瞬間的にフルーツを口へと運び咀嚼し飲み込んだ。まるでマジックショーのようにフルーツの山は消えうせてしまった。
「「「手品かよ!!!??」」」
「おばちゃん、俺は三日分食うぞ!!」
「良い食いっぷりだねぇ望む所だよ!!給仕一筋三十年、若者達の胃袋なんかに負けないから存分にお食べよ!!これでは腕が鳴るねぇ!!!」
テラコッタはルフィの一瞬してフルーツを平らげる食いっぷりを見ても全く引かなかった。寧ろあれだけのフルーツを食べて尚三日分も食べるからと宣言する彼に闘志が燃え上がってしまった、料理人としてあそこまで綺麗に食べてくれるのは嬉しい物であると同時にあの胃袋を満たしてやりたいと心から思えたのだろう。
「うんめえうめえ!!!」
「いや本当に美味しい
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