Operation 02-発令、ファーバンティ解放作戦-
放たれた矢
Mission11「襲撃、予想外、終焉を許すな」
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
だと。
エイラから向けられた殺気に押され、仕方なく翔鶴に戻って行った。
「もう無理させないという気持ちはわかった…それを受け止める」
一人そうつぶやいた。
一方のエイラはバルクホルンと比べて火力が低い。全てを落としきれるかというとわかりにくいのだが、エイラはそれをやってのけてしまう。しかも無傷で。
その理由は彼女の固有魔法「未来予知」にある。遠い先の未来ではなく、少し先の未来程度ではあるが。
それを駆使し、今回の戦いですら1ミリの被弾も負っていない。
だが、それですら彼女は「おかしい」と思っていた。
最後の艦載機を落とす。すると、耳の中でアラート音。ミサイル…!
回避するとレーダーを見て、それはジェット機だと判断。自分に向かってくる赤外線ミサイルを撃ち落とすと、2機のF-4Eが接近…片方の機体から煙を上げて接近するミサイル………これは!
「対艦ミサイルガ…!照月!避けろオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
ミサイルコースど真ん中に存在していた照月に向かって思いっきり無線で叫んだ。
思わずつぶった目をあける。
数秒間照月を見つめるが、誰かがシールドを張ったのか損害はなかった。
ほっとしているのもつかの間、F-4Eが此方に迫ってくるのを予知すると一気にオーバーシュートし、正面にとらえた。
「借りは返ス!」
ストライカーのウェポンベイにあったダークファイアを2発放ち、片方を撃墜、もう片方は被弾を負って速力の低下を起こさせる。
そのF-4Eは徐々に高度を下げていくものの、方向は艦隊に定まっていた。
エイラはF-4Eに向けてMG42を撃ち、ジェット燃料を引火させ爆発させた。
「サーニャ、母艦はどうなんダ?」
《2隻は轟沈させたけれど、残り1隻に対して残弾が足り…もしれな…》
直後、通信が全く聞こえない状況に追い込まれた。
「サーニャ、サーニャ!どうしたんダ!」
通信は全く返信されない。レーダーは真っ白…
《エイラ!》
名前を呼ばれるが、その声はセレンの声。なぜ聞こえるのかは数秒後に判断した。
「お前ハなんでもヤルンダナ…」
《大元を叩けばいいだけの話だ…》
セレンはどこかにあった水上観測機に乗っていた。まあどうでもいいけド。
《時間はない。間もなく派遣艦隊と2人は平穏海域に侵入する。それまでに沈めるぞ》
「ジャミングはどうするんダ?」
《高度20000ftまで飛べ!大型の黒い飛行機を見つけしたいそれだけを落とせ。早く!》
「ワカッタヨ…」
セレンの威圧に押され、機体への負担はあるもののAALIYAHのアフターバーナーで一気に上昇する。
「何処ダ…見つけタ!」
上昇した先に見えた大型で鈍足の機体。すぐに残っていたダークファイアを2発射出。
数秒後にレーダーか
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ