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NARUTO〜サイドストーリー〜
SIDE:A
第十六話
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ゃんにマジかーとバカみたいな顔を晒した俺。


 その後も話を聞くと、どうやら異なるチャクラを同時に練ることが出来ないというのは人間が勝手に付けた線引きらしく、高位の妖なら使える者もそこそこいるらしい。クーちゃんはどうなのかと聞くと「童は面倒くさいのは嫌いじゃ」とのことだった。


 ――クーちゃんたち妖も使えるのかー。え、じゃあ血継限界ってなんなん?


 そうなると当然、新たな疑問がわき出てくるわけで。血継限界の意義ってどうなってるの、と。


 俺が父さんたちから聞いた話では遺伝によってのみ伝えられる、特殊な能力または体質を差し。基本的には血族内で受け継がれるものであるが、覚醒するかどうかは素質によると聞いている。木の葉ならうちはの【写輪眼】日向の【白眼】がそれに当たるな。


 他にもよって二つの性質変化を一度に合わせ新たな性質を作り出す能力が存在し、これも血継限界の範疇に入るとのことだった。


 前者はまだ分かる。あんな特殊な瞳術に性質変化は関係ないだろうし、純粋な異能として血継限界と言えるだろう。では、後者はどうだろうか。


 二つの性質変化を一度に合わせることが出来るのは血継限界の十八番というのがこれまでの認識だったが、クーちゃんの話を聞いた後なら、それって頑張れば誰でも出来る可能性あるよね。


 そんな俺の疑問に対する答えが――。


「分かりやすく言うとじゃ。生まれてからずっと性質変化の修行をしていたとするじゃろ? 寿命が来るまでずっと修行を続けて、死ぬ間際で異なる性質変化の融合に成功する。これが凡人だとすると、血継限界の持ち主は生まれながらにして異なる性質変化の融合の仕方というものを遺伝子が覚えておるのじゃ」


 という分かりやすい答えだった。


 ゲームで例えるならば、血継限界を持っていない人だと熟練度を一万まで極めないと性質変化の融合というスキルは手に入らないが、血継限界の持ち主なら生まれながらにしてスキル持ちと、そういうことなのそうだ。


 なにそれやっぱチートやん。いや俺も人のこと言えないけど。


 そんな衝撃的事実を聞き、軽くダメージを受けていた俺であった。


「……ん、でも待てよ? ということは、俺も修行次第では性質変化の融合を覚えることが出来るってことか?」


「まあそうなるの。だが、分かっておると思うがそう簡単な話ではないぞ? いくら成長著しい規格外な主であってもそう易々と覚えることができると思わないことじゃ」


「まあそれはそうだ。でもワンチャンあるなら挑んでみるのもありだな。よっしゃ! 残りのサバイバル生活は性質変化の融合に力を入れるぞぅ!」


「……主ならもしかしたら、と思えてしまうのが面白いと
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