暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0038話『説教と倒しきれない敵』
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
は思わぬ収穫だった。
もううちには一人いるが、それでもこれから戦力になってくれるだろう期待ができるからよかった。
そして感覚的に次はおそらくラストダンスだろうと思ったのか、

「司令官! 多分だけど次が最後の決戦よ! 気張んなさい!」
「ああ、わかっている!」

霞にそう言われて私達はラストダンスへと挑んでいった。

「フッ…ソレデ…カッタツモリカ……ッ!……ショウシッ!!」

そこには目が赤く光っていておそらく本気を出している北方水姫の姿がありさらには今まで一人であった戦艦棲姫が二体いるといった光景が映りこんだ。
随伴艦も多少変化していて強力になっているには明らかな事だ。
それで戦闘を開始する私達。

「ヤラレルモノカヨ…ッ!!」

北方水姫が何度も叫んで反撃をしてくる。
私達も負けないように何度も反撃をして、そしてほぼ万全な状態で夜戦へと突入しそれを見守る。

「阿武隈にお任せください!」
「那智に任せろ!」
「お前らの指揮官は無能だな!」
「40門の酸素魚雷は伊達じゃないからねっと」

阿武隈と那智、木曾に北上が攻撃をしておそらくあと少しで北方水姫を撃沈できるとこまで来たんだけど、霞とヴェールヌイの攻撃がカットインが発動せずにカスダメで終わってしまってそれで戦闘は終了してしまった。
それで霞とヴェールヌイは悔しそうにその目尻に涙を浮かべて、

「すまない…撃ち損ねてしまった」
「司令官、ごめんなさい…」

私はそんな顔を俯かせて落ち込んでいる二人の頭に手を置いて、

「なに、気にするな。まだ次があるさ。次で頑張ればいい」
「「うん…」」

そう言って私達は悔しさを滲ませながらも鎮守府へと帰投するのであった。



[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ