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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0038話『説教と倒しきれない敵』
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好悪くてもいい…男の子の意地って奴を提督は見せたんだ」
《男の子の意地、ですか…?》
「そうだ。私だってこうして直撃を受けたし身体が痛むさ。
それでも今までの経験で痛覚を誤魔化して戦ってこれている。
しかし、提督は今回初めて死ぬかもしれない一撃を受けたんだ。
普通なら耐えられるものではないさ。
だけど榛名にダメなところを見せたくないという男の意地が提督の精神を上回ったんだろうさ」

さすが私の見込んだ男だ、武蔵はそう言ってニヒルに笑みを浮かべていた。
その姿に格好いいなという感想を私は抱いた。
普段から男勝りなところがある武蔵だ。
それが口を開けばさらに格好いいとは反則だな。
それに人が隠していた恥ずかしい事を普通に話してくれるんだから敵わん。

《…ですが、榛名はそれでも提督には痛いときには痛い、悲しい時には悲しいって言ってもらいたいです》
「そうか。そこら辺はまぁ気持ちの問題なんだろうな」

それで武蔵は榛名に向けていた視線を私の方へと向けてきて、

「…だそうだ。提督、あまり榛名の事を悲しませてあげるなよ?
ただでさえ提督の負傷に鎮守府の奴らは大なり小なり揺さぶられたんだからな」
「わかっている…今後、こう言った事は起こさないとは言えないけど気を付けるよ」
「ならいいんだ。さて、それではそろそろ高速修復材を使うとしようか。
提督が目を覚ますまでこうしてくつろがせてもらったがもういいだろう。
提督もまだ本日の攻略は諦めていないのだろう…?」
「もちろんだ」

それで高速修復材を投入するためのボタンを押す。
そして流れてくる高速修復材を浴びて痛みが引いてくるのを確認しながらも、

「よし!」

それで榛名の衣装へと身に包み、

「いくとしようか、武蔵」
「ああ。気合を入れていくとしようか!」
《提督! 今度は我慢しないでいいんですからね!?》
「わかってるさ」

それで一度執務室に寄って中にいる長門と大淀に今回の出撃報告を伝えた後、

「提督よ。こう何度も言いたくはないが気を付けるのだぞ」
「長門さんのいう通りです。なるべく喰らわないようにしてくださいね?」
「わかった。頑張ってみる」

長門と大淀に小言を貰った後に私達はもう一度出撃していった。










それから何度か潜水艦にやられる事二、三回で疲労が溜まったり、空襲で誰かが大破したりとさんざんな結果が続いたがそれでも諦めずに挑み続けた。
そして何度目かになる戦いで北方水姫と戦い航空基地隊と支援艦隊の攻撃がうまく決まって戦艦棲姫や駆逐古姫を運よく倒すことが出来てうまく戦闘が運ぶことができて一度はS勝利をもぎ取ることが出来た。
それでドロップ運がよかったのかリットリオが救出できたの
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